伊勢崎を代表する明治時代の和洋折衷の木造洋風建築物
平成14年(2002年)9月、伊勢崎市の本町通りの南側に建つ、明治末年に建てられた県内最古の木造洋風医院建築である黒羽根内科医院旧館 (旧今村医院)が、伊勢崎市の重要文化財に指定され、新たなまちの拠点施設化を目指して同年11月、 約100m曳き屋され現在地(曲輪町)へと移転しました。多くの市民に見守られる中での二日間を掛けた曳き屋移転は、伊勢崎の街中に新たな文化資源の誕生を予感させる出来事となりました。
建築的に最も目を見張るところは、正面外観の木造洋風医院建築としての意匠性です。正面中央に車寄せ風の玄関ポーチを構え、独立柱の柱頭飾りや唐草様の持 ち送り、その上のテラス開口部まわりの付け柱の柱頭飾り、さらにその上の櫛形の飾り破風や燭台風の木彫りなど、もっとも手の込んだ洋風建築としての装飾が施されています。
伊勢崎市の市民活動の拠点としても活躍しています
今後も、市民活動の拠点として様々な情報発信が期待されている施設です。
いせさき明治館 詳細情報
所在地 | 〒3720055 群馬県伊勢崎市曲輪町31-4 |
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TEL | 0270-24-5111 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜・火曜 |
URL | http://www.isesaki.ne.jp/kankoukyoukai/ |