伊勢崎市立境島小学校(新井博校長)が「J-KIDS大賞2010(全日本小学校ホームページ大賞)」の「都道府県代表校」に選考されました。
今回、校長先生のインタービューと取材にお伺いしましたので、その内容の一部をお届けします。
境島小学校のホームページは、ほぼ毎日の様に更新されていますが、以前は、年に2回、夏休みと冬休み、先生方が活動の記録をホームページに載せていたそうです。去年の11月、情報機器活用支援員(国の緊急雇用対策により)の岡部さんが学校へ配属された事を期に、週に2、3回のペースで更新する様になったそうです。今年の4月までの約半年間は、岡部さんが更新する様子を見ながら覚え、更新マニュアルも作成して頂き、現在では、校長先生自らも更新を行っているとのこと。
新井校長は、「ホームページは、開かれた学校づくりの一環として、保護者の方々や地域の方々へ、子ども達のありのままの姿を伝えるツールとして利用したい。また、沢山の情報を掲載できるので、毎日の子ども達の様子を出来る限りリアルタイムにお伝えしたい」と語っていました。
境島小学校の歴史は明治6年から始まります。新井校長は45代校長になります(HPより)。このことからも、同校の古い歴史を感じますよね。そしてその場所は、群馬側から利根川を渡った埼玉県側に位置する境島村地域にあります。この地域は、かつて養蚕で栄え、現在でも当時の養蚕の面影を残す建物が多く見られます。
また、境島小学校は、2010年度現在、全校児童29名の伊勢崎市内では最も小さい小学校です。「夢を持ち続けること、努力すること、あきらめないこと」をキャッチフレーズに、子ども達は、遊びに、勉強に、そして掃除も全ての事を一生懸命取り組んでいます。僅か29人の子ども達が歌う歌は、100人以上の声にも勝る「歌声と笑顔あふれる」学校と嬉しそうに語られていた新井校長のお顔がとても印象的でした。
ホームページについて今後は、親子の話題づくりの手段となるコミュニケーションツールとして、また地域やご支援頂いている方々に見ていただける情報公開のツールとして更に充実させていきたいとの事です。
今回、校長先生からは、沢山のお話しをお聞かせ頂きました。その中で、物の大小に関わらず何事もあきらめず一生懸命に取り組む事、地域との密接な関わりと人を思いやる心の大切さなどを教えて頂いた様に感じました。
また、普段からインターネットやホームページに関っている記者も感心すること、共鳴することが沢山ありました。その全てをお伝えできない事を非常に残念に思います。これからは、島小学校のホームページを時々訪れて、新井校長先生の話を思い出しながら、特色ある島小学校の様子を覗いてみたいと思いました。
ちなみに校長先生は、今回の「都道府県代表校選考」の通知を受けた際、誰かのイタズラかと思うくらい驚いたそうです(笑)
J-KIDS大賞2010(全日本小学校ホームページ大賞)のURL→ http://www.j-kids.org/
伊勢崎市立境島小学校
取材日:2010年8月10日/清水