個性・特性を持った子どもたちの「にじマルシェ」
“子どもたち”が主体の子どもマルシェ
毎月第4日曜日10:00~
本町「Fun’s Dining WOK」駐車場にて「にじマルシェ」が開催されています。
個性・特性を持った“子どもたち”が主体の、子どもマルシェ。
活動に賛同してくださる農家さんのお野菜・果物、食べ物を販売しています。
「にじマルシェ」の目的は?
子どもたち、障害を持っている子たちを中心とした“社会勉強”
お母さんたちの“関わりの場”を目的として
2021年10月から、月1ペースでスタート。
「大人」が中心で開催するマルシェがほとんどの中、にじマルシェは「子どもたち」が中心で運営しているマルシェです。
ー より“実践的に”がコンセプト ー
お金の管理はスマホの電卓機能を使い、子どもたちが会計をし、自ら接客をします。
また毎回季節感のある“ウェルカムプレゼント”を準備するのも、子どもたちが中心。
この日は子どもの日の前だったので、チョコレートで作った「こいのぼり」箱の上をパタパタと、可愛くはためいていました♪
マルシェを通した社会勉強、お母さんの関わりの場を
とにかく“実践的”な社会勉強を、という事がベース。
主催の岩村さんたちの思いが詰まった特別でささやかなマルシェです。
お金の管理から始まり、食育の観点から農家さんの農場で収穫体験をさせていただき、
食べたことのないものを食べる挑戦をするきっかけを作ったり。
土・野菜に触れること、農家さん含めて初対面の人と関わることで
「言葉遣いや振る舞い」に気を使う経験、
「感謝の気持ち」を持つ機会を設けることも目的の一つ。
また障害を持っている“お母さん”たちの「関わり・情報交換」の場所としての役割もあるそう。
障害を持った子どもの親は、「隠さず言う」人もいる反面、
「できるだけ隠したい」「言いたくない」人も多くいます。
隠したい人にとって、“普通のマルシェ”にふらっと立ち寄るように来れるようにすること。
定期的に開催することで、「この日・この場所・この時間」を周知し、気軽に来てもらえたら…という思いがあるそうです。
また、「物事の捉え方」もマルシェを通じて伝えているそう。
売れ残りのある時は「美味しいお野菜が自分たちで味わえて嬉しいね」と話し、完売した時は「大盛況で良かったね」と言い、
状況は自分の捉え方・受け取り方でポジティブにもネガティブにもなる、ということも学んでもらっているとのこと。
色々なことが網羅されているのですね…!
「どうにかしたい」社会と特性のある子の子育て環境に疑問
「障害・特性を持っている子どもを育てながら、ずっとモヤモヤしていた」
岩村さんのお子様は“特性”を持ったお子さま。
前職で同じ境遇であり、子どもが同じ年代の療育ママさんと偶然、仕事を共にしていたそう。
※療育…障害のある子ども、その可能性のある子どもに対して、発達状況に合わせて、今の困りごとへの解決、将来の自立と社会参加を目指して支援すること。
今より情報へのアクセスは簡単にいかず、“特性”を持った子どもの子育ては、右も左も分からず大変だったそう。
二人で「このモヤモヤ…どうにかしたいよね」と10年前から話していて、今ではマルシェを共催する仲間に!
“障害・特性・個性”と言っても千差万別。
コミュニケーションが苦手、多動、感覚過敏、聴覚過敏、てんかん、身体障害…
障害がそれぞれ違い、外見だけでは分からない障害も沢山あります。
特性を持った子が、健常者と共に違和感なくそこに“居る事ができる”社会になるためには?
自分のできることは何か?と考えた時にこのマルシェの開催を決めたそうです。
雨上がりの虹のような“人生の彩り”に
障害を持った子どもたちは、一般的には日の当たらない「日陰」の存在かもしれない。
そんな子どもたちも、自分なりの達成経験を積み重ねることによって
自分の中の「日向」を作り出す事ができる。
それが、誰かの「光」にもなる。
雨上がりでしか見ることのできない“にじ”になり、人生の彩りになったら良い。
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にじマルシェには、
安心・安全を軸に事業者さんたちが真心込めて作った商品が並びます。
子どもたちが主体の「にじマルシェ」
季節ごとに内容も彩り豊か。気持ちが華やぎます♫
WOK店内では美味しいモダン中華のランチもできますので、
ぜひお気軽に足を運んでみてください♪
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