秋の連休初日の9月19日(土)。伊勢崎市内の子供のもり公園では体験学習の
「第2回ザリガニ釣り名人戦」が行われました。
子供のもり公園、通称まゆドームでは、身近な自然について学んだり、体験する催しとして様々な体験学習を実施しています。今回の「ザリガニ釣り名人戦」は、ザリガニ釣りを通して、私達の身近な水辺に住むザリガニについて学び、自然について考え大切にしようという目的で開催されました。
参加者は予め応募した、子供たちとその家族約20人。はじめに教室で、日本にいるザリガニの種類と、外来種のアメリカザリガニについて説明を受けました。
アメリカザリガニはかつて、食用に飼育していたウシガエルの餌としてアメリカから持ち込まれたそうです。そして水田や小川で大繁殖。日本のザリガニの餌場を荒らした結果、以前からいた日本のザリガニの数は激減し、生態系を変化させてしまいました。今ではザリガニというとアメリカザリガニを指すほどになっています。
まゆドームのトンボ池にもアメリカザリガニがたくさんいるそうです。説明後外に出て、いよいよ釣り開始!
竹の長い棒に糸を付け、その先にダブルクリップでスルメをはさみ、釣り餌にします。
制限時間は1時間。選手のみなさんは、トンボ池周辺でおのおの釣りを始めました。
トンボ池には背の高い蒲など水辺の植物がはえていて、その茎や根が張っている泥の中にザリガニは棲んでいます。泥のついたザリガニは茶色で、見つけるのも一苦労。
それでも巣穴の近くにスルメをもっていくと、威嚇してハサミでつかもうとします。
その瞬間を釣り上げますが、途中で落ちて逃げられ、結構逃げ足も速くなかなかゲットできません。また、ザリガニも用心深くハサミでつかもうとせず、釣り人のガマンくらべが続きました。
格闘すること1時間−。今回の最高は13匹。参加者は捕まえたザリガニのうち、飼育する分だけを水槽に入れ持ち帰るそうで、あとのザリガニたちはトンボ池にリリースされ、無事生還。最後に今回の感想を書き、認定証を受け取りました。
子供も大人もたのしい楽しいザリガニ釣り、道具も手軽に用意できます。身近な小川や沼でお試し下さい。
子供のもり公園では自然に親しんだり、手作り遊びなど様々な体験学習を実施しています。体験学習に参加すると「まゆドーム地球レスキュー隊」の隊員となり、隊員証をもらえます。
ぜひ、ご家族で楽しい体験学習に参加してみてください。詳しくは上記の「まゆドームHP」をご覧下さい。
伊勢崎市子供のもり公園 公式HPはこちら
取材日:2009年9月19日/アイマップfuru