11月29日〜12月1日の3日間、伊勢崎市文化会館で「幼少中特別支援学校美術展」が開催されました。では作品の一部をご覧下さい。
この美術展は伊勢崎市合併後、毎年開催されています。各学校で1年間の図工、美術の授業の中で制作した作品の何点かを出品、展示し、日頃の成果を保護者や市民の方々に披露する目的で開催されています。
作品は画用紙いっぱいに稲刈りの様子や夕暮れの神社を描いた水彩画。味のある表情の恐竜などの粘土工作、中学生の精密なデザイン画など多岐にわたり、子供たちの活き活きとした作品が毎年、展示されます。今年の参加学校数は46校園。展示された作品は約1,400点にものぼりました。
美術展が開催された3日間は、友達や自分の作品を見ようと訪れた児童、生徒、保護者の皆さんでにぎやかでした。小学生たちが、中学生の制作したパズルの作品を見て「かわいいね。私たちも中学生になったら作るのかな。」と話したり、保護者や一般の方々も丁寧に作られた作品に感心していました。
会場で受付をされていた剛志小学校の桑原先生にお話をうかがうと「児童、生徒達も自分の学校以外の作品を見て、面白そうだなと感じたり楽しんだりしています。さらに先生方も来年度の授業の参考にしたりと、この作品展が情報交換の場になっています。今後も子供たちが気軽に作品にふれる機会として、さらに発展していって欲しいと思います。」と語っていました。
記者も毎年この作品展を見ていますが、子供たちの目線や感じ方に驚かされることがあります。今年も各学校の素晴らしい作品から、時間をかけて制作に取り組んだ様子が伝わる作品展でした。
取材日:2008年12月1日/アイマップfuru