4月3日(金)〜5日(日)まで旧森村家住宅で「ガラスを紡ぐ ステンドグラス展」が
開催されています。
伊勢崎市連取町にある旧森村家住宅。市指定重要文化財に指定されている歴史的建造物です。今回はこの建物や庭に様々な作品が展示されました。
作品展を開催されたのは、ステンドグラス作家(工房 浪漫館主宰)の舛田弘彦さん(高崎市)、石の彫刻家の齋木三男さん(中之条町)、金属彫刻家の茂木康一さん(榛東村)、フラワーアーティストの外所亨さん(高崎市)の4人の皆さん。
県内各地でステンドグラスを教えている舛田さんが生徒さんからこの旧森村家住宅を紹介され、作品展を開催することになったそうで、伊勢崎市の同住宅で作品展を開催するのは今回が初めて。
江戸末期に建てられた旧家にステンドグラスと石の彫刻、鉄のオブジェなどたくさんの作品が展示され、伊勢崎市民なら見慣れているはずの和風の座敷が幻想的な雰囲気になりました。
ステンドグラス作家の舛田さんは「鉄と石、ステンドグラス、フラワーアレンジメントの4人の作家の方々のコラボレーション、また西洋のステンドグラスと古民家とのコラボレーションを楽しんで欲しいです。ステンドグラスに関しては、和風の雰囲気を出すために行燈風の作品を展示しています。」と語っていました。
旧森村家住宅の大きな門をくぐると庭には石の彫刻や鉄のオブジェが見え、いつもと違った空間を演出しています。
1階には舛田さんと生徒さんたちのステンドグラス作品(約70点)が展示され、外の光を抑えた部屋の中には赤、緑、黄色などの温もりある灯りが出迎えてくれます。
2階は自然の光を利用した鉄と石の彫刻が飾られ、繊細な細工を施した作品やほんわかと心和む作品が並んでいます。またフラワーアレンジメントがそれらの作品とマッチし、旧森村家住宅がアーティスティックな会場に感じられますよ。同作品展は5日、日曜日まで。ぜひご覧にお出かけください。
取材日:2009年4月3日/アイマップfuru