「猫絵展」開催中
猫の手も借りていた?

日本のミケ子、海を渡る?!

 今回の展示にはフランスの画家、T・Aスタンランの猫絵も展示されています。今年は日本とフランスの交流が始まって150年。またスタンランの生誕150年でもあります。スタンランはパリの貧しい人々の生活に目を向け、その暮らしを生き生きと描き出すことで「街のミレー」と呼ばれました。また「猫のスタンラン」や「猫のラファエロ」とも呼ばれ、フランス人にはペットとして好まれていなかった猫を作品に登場させています。
 スタンランの作品にしばしば登場する三毛猫は日本の猫です。1880年代には、日本の猫が海を渡り、フランスで生活していたと考えられます。猫絵だけでなく、本物の猫も海を渡っていたのですね。

 「猫絵展」が行われている2階展示室には「カイコと暮らし展」の展示もあります。同資料館では、養蚕やそれに関する様々な展示や講座を今後も開催するそうです。
館長の板橋さんは「群馬県でかつて盛んに行われていた養蚕。それに関する伊勢崎市とゆかりのある物や養蚕農家の生活の様子がわかる身近な展示など、実施していきたいと思っています。実際に経験された年配の方から現在学校で学んでいる皆さんまで、見学に同資料館へおいで下さい。」と語っていました。


取材日:2009年3月11日 /アイマップfuru
■演 題■日 時&会 場
■講 師 ■ 〃
■定 員■「フランスの猫、日本の猫」
■3月14日(土) 13:30~15:30  2階研究室■須長泰一 (市文化財保護課主幹)
■板橋春夫(赤堀歴史民俗資料館長)■30人(受講料無料)  (TEL 0270-63-0030)

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