ターキッシュエアラインbjリーグ2014-15シーズン、群馬クレインサンダーズは、イースタン8位でのPO(プレイオフ)進出をかけ、富山グラウジーズとのシーズン最終戦伊勢崎ホームゲーム(伊勢崎市民体育館)に臨んだ。 群馬クレインサンダーズは、イースタン8位でPO進出が残されていたが、その条件は厳しかった。イースタン8位を確定させるためには、福島が長野に2勝し、群馬が富山に最低でも1勝しなくてはならないという、いわば他チームの勝敗頼みという大変厳しい状況だった。 1日目は序盤から終盤まで気迫のあるプレイを続けた群馬だったが、どことなく空回りするかの様なプレイも見られ、富山に点差を離されてしまうゲーム展開であった。終盤には好プレーを演じ会場が熱気に包まれたが勝利をもぎ取る事ができなかった。敗れはしたものの、決して悪いゲームではなく、恐らく会場のブースターたちも盛り上がりに満足したと個人的には思う好ゲームであった(1日目福島が長野に勝利)。 最終戦初日は福島が長野に勝利したことにより、群馬にもPO進出の望みが残された。 PO進出をかけて臨んだラストゲーム。出だし(1クォータ)群馬は12対29とPO進出の望みが絶たれたかと思わされる大量リードを奪われてしまった。しかし、チームそして会場のブースターたちは諦めるわけにはいかない。チームは気迫のあるプレイを続け、2Q(2クォータ)には26対13と点差を追い上げる。シーズン通してハーフタイム後の出だしに不安があった群馬だったが3Qを14対14で終え富山に対して食らいつた。最終クォータ終盤群馬の諦めないプレイによって富山を逆転すると会場の熱気も更にヒートアップ。チームもそれに応えるような好プレイを続け一進一退のゲーム展開となり最後の最後に勝利を決めた。残り時間数十秒がこれ程長いと感じたゲームはなかった。
最後に、1日経ってもあの興奮がまだ続いています、感動を与えてくれたチームの選手たち、そしてブースターの皆様ありがとうございました。チームを 陰で支えた故田中トレーナーへ「願いが適いましたよ。ありがとう。」。まだPOが残ってますがチームスタッフも1シーズンお疲れ様でした。 (カメラマン如きがこの様な言葉を書くことお許し下さい)
群馬クレインサンダーズ オフィシャルフォトグラファー 清水 和弘