伊勢崎西部スポーツクラブ 第2回ジョギングフェスティバル開催
テーマ「誰でもスポーツのできる環境を!」

今回のテーマはバリアフリー

 伊勢崎市初の総合型地域スポーツクラブを目指し活動している伊勢崎西部スポーツクラブ。市内各地の公園や公共施設でスポーツに関するイベントを実施しています。今回は第2回ジョギングフェスティバルを10月13日に伊勢崎西部公園で開催。晴天の下、「体育の日」にふさわしい健康的なイベントでした。


 伊勢崎西部公園は広瀬川堤防沿いにあり、ラブリバー親水公園と隣接しています。2つの公園をウォーキング、ジョギングし、体力づくりを目指す人が増えています。同クラブもそれらのスポーツを積極的に指導、支援しているそうです。今回のジョギングフェスティバルのテーマは「誰でも気軽にスポーツの出来る環境づくり」とし、主に視覚障害者のランニング等をお手伝いする伴走者育成のための伴走教室とウォーキング、ジョギング、ランニングについての講習会を実施。
 伴走教室はNVSA(日本ボランティアスポーツアソシエーション)の鈴木さんから視覚障害者の方と接する際の基本や伴走の仕方を、視覚障害者の方とのジョギングを交えて解説され、また視覚障害を擬似体験できるメガネも披露されました。それにより、視覚の障害にも様々な状況があり、それに伴い健常者の補助もたくさんのケースがあるため、どのような補助が必要であるか障害者の方とコミュニケーションすることで確認して欲しいと述べていました。

ウォーキングからジョギングそしてランニングへ

 次は「ランニング講習」 講師はメキシコ、ミュンヘン、モントリオールの3大会連続でオリンピックのマラソン日本代表として出場した宇佐美彰朗先生です。 先生は現在市民ランナーの活動を支援し、誰もが無理なく楽しくランニングできるよう講演会、講習会を行っているそうです。
 先生は、まず正しいウォーキングとは片足に全体重をかけてバランスをとって歩くこと、次に身体の重心を少し前にすることで、それを支えるために足を歩く時よりわずかに前に出すようになり次第にジョギングになること。さらにランニングでは下腹の部分の丹田を使ってバランスをとって走ることを解説。また腕の振り方、目線、呼吸の仕方など日頃の運動で見落としがちな部分を意識して正確に行うと、今までより楽に速く走れるようになると語っていました。

 講習会後、参加者約100名の皆さんは実際にジョギングや伴走の練習を行い、最後に3、5キロと2,2キロのコースに分かれ、視覚障害者の方も健常者の方も安全に楽しく全員で完走することができました。
 

取材日:2008年10月13日/アイマップfuru

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