8月4日、今年もあずま総合運動公園を会場に「あずま夏まつり」が開催されました。 予想を超える猛暑となった今年は予定を大幅に変更し、開始時間を2時間遅らせてのスタート、涼しくなり始める夕方からの開催は、昼間の暑さから解放された芝生広場に納涼の趣も感じられて、普段のお祭りとはちょっと違った風情(^^) 住民相互のふれあいを深め、郷土芸能の発展を推進することを目的とするこのお祭りのステージでは、この日の為に皆さんが練習を重ねてきた太鼓や八木節、獅子舞などの郷土芸能やフラダンスが披露され、トリには「踊れる方はご一緒に」とのアナウンスでステージ前に集まった人たちが、芝生広場いっぱいに円を描いて八木節踊り! 八木節は県内各地でその地域ごとの唄で親しまれており、このあずま地区では、国定忠治の地元だけあって国定忠治が唄われる八木節が演じられていますが、それにしても、ひと言の呼びかけで一瞬にして大勢の“八木節を踊れる人”が集まっちゃうあたり、さすが群馬ですね(笑) そして、今回も大トリを務めたのは、間近で大迫力の演舞が楽しめる「手筒花火」! 手筒花火は、「一度見てみたい!」と思っていても、近くで開催される機会が少なくてなかなか…といった印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、あずま夏まつりで鑑賞できる手筒花火では、大きな手筒花火大会よりも花火師さんとの距離がぐんと近く、豪快に吹き上がる花火の火柱はお祭りのフィナーレを飾るにふさわしい勇壮さで、この先もまだまだ続く暑さも忘れさせてくれるよう。 毎年この花火を楽しみに市外・県外から訪れる方もいらっしゃるそうで、こうしたところから伊勢崎あずま地域の歴史や郷土芸能がより多くの方に伝わると嬉しく感じます。 残念ながら今回は一部中止となったプログラムもありましたが、市街地で何日もかけて行われる大きなお祭りとはまた違った温かみのある『あずま夏まつり』、来年は皆さんも芝生に座って寛ぎながら、そのほのぼのさを楽しんでみてくださいね♪
取材&撮影:2018年8月4日 Rimika