1月11日の鏡開きの日、毎年恒例の伊勢崎の新春行事「いせさき初市」と「上州焼き饅祭」が行われました。 今年は少々冷え込む中での開催となりましたが、屋台が開く頃には初市に訪れる人の姿が見られはじめ、伊勢崎神社の境内は午後2時の上州焼き饅祭の開催時間が近付くにつれ、どんどん賑わいが増していきます。 近年は伊勢崎市民だけでなく県内外の方々にも名前が知られ始めてきた上州焼き饅祭、みんなで新春に名物の焼きまんじゅうを食べるちょっと変わったお祭り…ではなく、奉納された大まんじゅうに宮司さんが「皆様の幸せがこの大まんじゅうのように大きく膨らみますように」と祝詞を奏上する「福饅神事」に始まる、伊勢崎神社の伝統行事。 この奉納された大まんじゅうは、直径55cmで約5kg、なんと、普通サイズでは300個分という大きさ! その大まんじゅうに4個にその年の年男・年女の代表者4名がそれぞれの願い文字を記す「願い文字の儀」を経て、みんなの願いが叶うよう「串打ちの儀」で大串で1つの大きな焼きまんじゅうの形につなぎ、炭火でこんがりと焼いていきます。
焼き目のついた大まんじゅうに巫女さんが味噌だれを塗ると、境内には芳ばしい焼きまんじゅうの香りが広がり、焼き上がった大まんじゅうは皆様のご多幸を願った「福分け」として切り分けられ、参拝者に振る舞われます。
初市会場では、歩行者天国にたくさん並んだだるまや縁起物などの屋台では売り子さんとの駆け引きの声が溢れ、いせさき明治館では「晴れ着銘仙&図案展」の開催や演奏会、からくり時計前では猿まわしが行われたり…と、初市以外のイベントも盛り上がりを見せ、夜遅くまで多くの人で賑わいました。
さて、今年の年男・年女の方々が記した願い文字は「笑」「結」「桜」「信」の4文字でしたが、皆様の2018年に叶えたい願いはどんな文字でしょうか? いつもアイマップをご覧くださっている皆様にとっても、素敵な年になりますように♪ 取材・撮影:2018年1月11日 imap Rimika