鏡開きの1月11日、伊勢崎市の新春行事「いせさき初市」と「上州焼き饅祭」が行われました。 2017年の今年は平日の開催となりましたが、初市のお店が開く頃にはたくさんの人が集まりはじめ、上州焼き饅祭の会場である伊勢崎神社は、午後2時の開始時間の前には境内の外まで人があふれ返るほどの賑わい! 上州焼き饅祭とは、焼き饅頭のお店が集まるグルメイベントではなく、「皆様の幸せがお饅頭のように大きく膨らみますように」と願いを込め、直径55cmの巨大饅頭を焼き上げる「福まん神事」のこと。
「福まん神事」の巨大なお饅頭は、宮司さんが祝詞を奏上した後、その年の年男・年女の代表者が「願い文字の儀」として食紅で願いを込めた文字を書き込み、それをみんなの願いが叶うよう1本の長い串に通し、巫女さんを務めるミスひまわり2人が力を合わせて味噌だれを塗りながら、焼き上げていきます。 焼き上がったお饅頭は切り分けられ、「福分け」として参拝者に振る舞われますが、全部で8個焼かれた巨大饅頭も、境内の外まで伸びる行列がすぐに消えてしまうほどの大盛況!
当日はいせさき明治館では開館時間が延長され、邦楽グループ「音舞楽人(オブラート)」の演奏会が行われたり、カラクリ時計前では猿まわしが行われたり…と、本町通りの初市会場以外のイベントも盛り上がりを見せ、夜になってもたくさんの人が訪れていました。 さて、今年の年男・年女の皆さんが記した願い文字は「笑」「縁」「楽」「幸」の4文字。 2017年は皆さんの願いごとが叶う、素敵な年になるといいですね!
取材・撮影:2017年1月11日 imap Rimika