稲荷神社獅子舞と春鍬祭
稲荷神社獅子舞
稲荷神社の獅子舞は、元禄年間(約300年前)から伝わっている獅子舞で、氏子の安泰、五穀豊穣、悪魔払いを祈願して、毎年2月11日の春祭りに行われています。
この獅子舞は、稲荷(オトウカ)、稚児(カンカチ)、前獅子(牡)、中獅子(牝)、後獅子(牡)と笛数人で構成され、稲荷神社や国道354号を往来し舞が行われます。
当日は、雪降る中、午前中に稲荷神社での舞と国道354号での四方固めの舞が行われ、午後の舞は、上新田公民館内で、地元の人たちの宴席で和やかな雰囲気で獅子舞上演が行われました(記者は午後の部から取材)。
舞には、牡同士が牝の取り合いで争うという内容もあったり、現代の草食系男子にちょっと見習ってほしい演目かなぁと。獅子舞は、内容が分かると違った面白さもあり、地域地域での違いも含めて楽しめる芸能だと記者は思います。
舞や構成など、埼玉県内の獅子舞(ささら獅子舞)に似た印象もあり、個人的に関心のある獅子舞でした。
春鍬祭(はるくわまつり
春鍬祭は、寛政10年(1798年)以前から、その年の豊作を予祝して行う田遊びの神事です。榊や樫の枝に餅をつけ、鍬に見立てて畦塗り(くろぬり=田んぼの土を、田んぼを取り囲んでいる土の壁に塗り付けて、割れ目や穴を防ぐ防水加工をすることです)の仕草をします。
当日は、何度も繰り返しになりますが、雪降る寒い中の神事でしたが、沢山の観衆が詰め掛け、最後に鍬に見立てた枝が観衆へ投げられ奪い合うシーンでフィナーレとなりました。拝殿前では、餅やみかんも投げ込まれ、思わず記者も参戦し餅を3つほどゲット。
今年は良いことあるかな。
取材日:2011年2月11日/清水
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