今年は、第100回目となった豊武地区の伝統行事「節分祭」。
数え年42歳、その年の大厄の男性が「年男会」を結成し、計画や資金調達から実施まで、全て自分たちの手で行う伝統行事です。今年は、冬とは思えない陽気の中、2月5日(土)に行われました。
年男たちは、早朝から、豊武地区を行進する「豆まき行進」を行い、午後から、豊武神社の境内で豆まきを行います。この「豆まき行進」は、広い豊武地区をグルリと回るお仕置きとも言える行進です。行進の途中、地区の幼稚園や保育園で園児たちと豆まきを行ったり、途中の家々で福を招き入れる豆まきを行います。
豆まき行進が終わると、年男たちの追難式が神社の拝殿で行われ、午後3時から行われる拝殿での豆まきになると、何処からともなく人が現れ人の山とかしていました。
境内の豆まきは、すさまじい程の豆が降りしきる中、子どもたち、大人たちもが、投げ込まれたお菓子を必死に取りあう恒例とも言える展開が繰り広げられてました。
豆まき行事の合間に行われた抽選会では、境内に入りきらない程の長蛇の列ができ、前半からビックな商品が引き当てられてました。合間合間で行われる鬼とのジャンケンゲームや太陽保育園園児による太鼓の演奏に加え、今年は、ストリートアクションの披露なども加わり盛り上がりを見せていました。
毎年、年男たちの工夫による手造りとも言える行事で、見ていても楽しい行事です。福引き抽選会も、豊武地区以外の方でも福引券を購入すれば参加できます。
来年は、来たことないという人も節分祭に是非。
豊武地区は、伊勢崎市の南部に位置し、「富塚町」「除々町」「大正寺町」「下道寺町」の4町からなる地区で、本当に広い広い地区なのです。年男たちは、まだまだ若いとはいえ(記者も同年代)結構辛いと思います。記者は、年男たちの「豆まき行進」に、昨年まで同行取材してましたが、今年は体調の加減で断念しました。来年は、その様子もお伝えできたらと思います。
ところで・・・巻いた豆の後片付けは・・・。
この節分祭は、2月3日が平日の年は、土曜日もしくは日曜日に行います。
取材日:2011年2月5日/清水