上州焼き饅祭といせさき初市(2025年)
3連休初日の開催となった2025年の上州焼き饅祭といせさき初市
2025年1月11日(土曜日)、いせさきを代表する新春行事『いせさき初市』と『上州焼き饅祭』が開催されました。
今年の初市は、お天気の良い三連休の初日という日程と重なり、会場となった本町通り周辺は、早い時間から家族連れなど福を求める多くの人で賑わいました。
『上州焼き饅祭』の会場となった伊勢崎神社は、平日開催時よりも多くの人が訪れ、境内に入りきれない参拝者に一時入場制限が行われたほど…。
名前も広く知られるようになり、伊勢崎市内からだけでなく県内外からも多くの方が訪れるこの『上州焼き饅祭』、単なる大きな焼きまんじゅうを焼いて配るイベントはなく、奉納された巨大まんじゅう(直径55cmのまんじゅう4個・重さ約5kg/個、普通サイズ300個分!)に、宮司さんが「皆様の幸福がこの大まんじゅうのように大きく膨らみますように」と祝詞を奏上する「福饅神事」に始まる伊勢崎神社の伝統行事。
巫女役を務める観光特使ひまわりの皆さんが大まんじゅうに願いを込める「お鈴の儀」を行った後、その年の4名の年男・年女の代表者が「願い文字の儀」で大まんじゅうにそれぞれの思いを込めた文字を書き入れ、みんなの願いが叶うよう、4つの大まんじゅうを長さ3mの大串でひとつの大きな焼きまんじゅうの形にする「串打ちの儀」を経て、炭火で焼き上げていきます。
大まんじゅうにこんがりと焦げ目がつき、巫女さんが大刷毛で味噌だれを塗っていくと、ぐんまの皆さんにはお馴染みの、あの“焼きまんじゅうの香り”がじゅわ~と境内いっぱいに広がり、たっぷりのたれをまとって焼き上がった大まんじゅうは、皆さんの幸せを願って「福分け」として切り分けられて振る舞われます。
今年も2本の巨大焼きまんじゅうが焼き上げられ、会場に訪れた皆さんに配られましたが、あまりの人出に、列の途中で福分けの焼きまんじゅうが終了…。
福分けを手に取った来場者の皆さんは、口の周りにたれをつけながら焼きまんじゅうを美味しそうに頬張り、小さなお子さんからご年配の方まで、ぐんまの食文化を大切に思い、この日を楽しみにしていたことが伝わってくるようでした☆
本町通りの初市会場では、昨年の開催時よりも多く屋台が並び、だるまや縁起物の店ではあちこちから売り子さんとの駆け引きの声が響き、からくり時計前では「猿回し」や「梯子乗り」、いせさき明治館では企画展「新春の華やぎ」の開催など、新春ならではのイベントが行われ、多くの来場者で賑わいました♪
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