2024年1月11日(木曜日)、いせさきを代表する新春行事『いせさき初市』と『上州焼き饅祭』が開催されました。 今年はお天気も良く、初市が始まる時間帯からは風が弱まり、会場となった本町通り周辺は福を求める多くの人で賑わいました。 伊勢崎神社を会場として行われる『上州焼き饅祭』は、焼き上がったお饅頭を切り分けて配布する「福分け」を行っての開催は実に4年ぶり! 伊勢崎市内からだけでなく県内外からも多くの方が訪れるこの『上州焼き饅祭』、焼き饅頭のお店が集まるグルメイベントや「グンマーの奇祭」ではなく(笑)、奉納された巨大まんじゅう(直径55cmのまんじゅう4個・重さ約5kg/個、普通サイズ300個分!)に、宮司さんが「皆様の幸福がこの大まんじゅうのように大きく膨らみますように」と祝詞を奏上する「福饅神事」に始まる伊勢崎神社の伝統行事。
巫女役を務める観光特使ひまわりの皆さんが大まんじゅうに願いを込める「お鈴の儀」を行った後、その年の4名の年男・年女の代表者が「願い文字の儀」で大まんじゅうにそれぞれの思いを込めた文字を書き入れ、みんなの願いが叶うよう、4つの大まんじゅうを長さ3mの大串でひとつの大きな焼きまんじゅうの形にする「串打ちの儀」を経て、炭火で焼き上げていきます。
こんがりと焦げ目のついた大まんじゅうに巫女さんが大刷毛で味噌だれを塗っていくと、境内には煙とともに焼きまんじゅうの香ばしい匂いが広がり、たっぷりのたれをまとって焼き上がった大まんじゅうは、皆さんの幸せを願って「福分け」として切り分けられて振る舞われます。 巨大焼きまんじゅうは今年も2本分が焼き上げられ、会場に訪れた皆さんに配られましたが、小さなお子さんからご年配の方まで、幅広い年齢層の来場者の皆さんが口の周りにたれをつけながら焼きまんじゅうを美味しそうに頬張る様子に、たくさんの方が、この『上州焼き饅祭』が開催される日を待ちわびていたことが伝わってくるようでした(^^)
本町通りの初市会場では、昨年の開催時よりも多く屋台が並び、だるまや縁起物の店ではあちこちから売り子さんとの駆け引きの声が響き、いせさき明治館では「新春柄銘仙展」、からくり時計前では「猿回し」や「梯子乗り」など、新春ならではのイベントが行われ、多くの来場者で賑わいました♪
今年の『上州焼き饅祭』で年男・年女の方々の記した願い文字は「百」「豊」「昇」「縁」の4文字でしたが、皆さんが叶えたい今年の願いはどんな文字でしょうか? 2024年は“十二支の中で唯一の空想上の動物”である辰の年、アイマップをご覧の皆様にとって、龍が空に昇るような、活気に溢れ、大きな成長へと繋がる素敵な年になりますように♪ 取材・撮影:2024年1月11日 imap Rimika