令和5年1月11日、毎年恒例の新春行事『いせさき初市』が開催されました。 今年も昨年に引き続き、伊勢崎神社での『上州焼き饅祭』の焼きまんじゅうを切り分けて配布する「お福分け」や本町通りなどでの各種イベントは中止となりましたが、前日の強風が嘘のように暖かで過ごしやすい日となった会場には、多くのだるまや飲食物などの屋台が並び、福を求めて多くの人が訪れました。
だるま納め所には赤いだるまに混じってコロナ禍前の干支のだるまも所々に見られ、また初市の賑わいの中でだるまを選ぶことをずっと楽しみにしていた方も多かったのかもしれませんね。 コロナ禍前の賑わいにはまだまだといった印象でしたが、週の真ん中の平日にも関わらず、学校帰りの学生さんが並んで写真を撮っていたり、小さなお子さんにだるまを選んでもらう家族連れや大事にだるまを抱えて歩くご年配のご夫婦など…来場者の皆さんの大切な願いと共にある『いせさき初市』の風景がありました。
『上州焼き饅祭』で無病息災と皆さんの幸せを願って焼き上げられた巨大焼きまんじゅうは、感染症への対策により、お福分けとしての配布の代わりにこども食堂などに届けられたとのことですが、時間や日程の都合上、初市に訪れたことはあっても、焼き饅祭に来られない・知らないお子さん達も多いと思うので、伊勢崎にこうした伝統行事があることを知ってもらう機会にもつながったのではないでしょうか。 1年間お世話になった昨年のだるまを納め、初市で願いを込めた新しいだるまをお迎えすることが新年の大切な行事となっている会社やご家庭も多いことと思いますが、令和5年の干支は卯、皆様にとって笑顔が溢れる飛躍の年になりますように☆ 取材・撮影:2023年1月11日 imap Rimika