令和3年1月11日、毎年恒例の新春行事『いせさき初市』が開催されました。 今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、伊勢崎神社での『上州焼き饅祭』や、本町通りでの新春演奏、出初め、猿まわしなどが中止となったほか、入場口を限定して検温・手指消毒の実施、マスク着用での入場、開催時間を短縮…と、無事に開催の日を迎えられたものの例年とは異なった『いせさき初市』。
伊勢崎は古くは養蚕や絹産業で栄え、近年も農商工業など商売を営む方が多い地域という背景もあり、初市でだるまを納め、新しいだるまをお迎えすることは、新年の大切な行事となっているご家庭も多いことでしょう。 お天気も良く、連休最終日の祝日で訪れやすい日程でしたが、新型コロナ感染症の影響により人出はかなり少なめで、例年ならば威勢のいい掛け声が飛び交うだるまや縁起物を売る屋台も、多くの人が足を止めるであろう美味しそうな香りが漂う屋台も目立った行列はなく、いつもの年と違った寂しい雰囲気でした。
今年の伊勢崎神社で行われた『福饅神事』で大きなまんじゅうに書き込まれた文字は「疫病退散」。 令和3年は例年のような過ごし方が難しい状況からの始まりとなってしまいましたが、早く新型コロナウイルスが退散し、皆様のより多くの願いが叶う年になりますように。 取材・撮影:2021年1月11日 imap Rimika