利根川流域住民の交流を目的とした島村渡船フェスタが5月17日開催されました。この日は本降りの雨もなく、厚く張った雲に時折薄っすらと太陽の光が透けて見える天候でしたが、沢山の人で賑わいました。
会場の河川敷に立ち並ぶテントから焼きそばや煮ぼうとうなど美味しそうな匂いが漂い、別のテントでも饅頭や和菓子、漬け物、野菜など様々な品々も販売され、まさにフェスタ(イタリア語で祭りの意)な雰囲気でしたよ。
フェスタのメインである利根川を行き来する渡船や、普段乗る機会のない自衛隊ボートでの遊覧を待つ長蛇の列もでき、悪天ながらイベントを楽しむ人達で賑わいをみせていました。自然に囲まれた広大な河川敷で行われたイベントと言うせいか、何処となく時間の流れものんびりと感じられるほどでした。(記者も思わずウキウキ気分になりました。)
その他会場内には、利根川の水を直接引いて造られたマス釣り掘やジャブジャブ池など、子どもが川と魚にふれあう場も設けられていました。ズボンの裾を捲って懸命に魚を追いかけるうち、夢中に成りすぎて下半身までもがびしょ濡れになってしまう子どもがいるかと思うと、係員が魚を放流するのを待って要領よく捕る子どももいて、見ているだけでも楽しくなる光景を目にしました。子どもの時分は自分もそうだったなぁ〜と昔懐かしく見え童心に返る思いがしました。
同時にマス釣り掘では、子ども以上にはしゃぐ父親の姿が微笑ましく見え、会場のあちらこちらで絶え間ない笑顔が展開していました。
このイベントは、そのほかカヌー体験や渡船乗船、物産即売、民俗芸能など様々なイベントが催され、大人から子どもまでそれぞれの目的に合わせて一日のんびり楽しめる企画になっています。(毎年内容は多少は変わるようですが)
来年も5月の第三日曜日に開催されると思います。(伊勢崎市観光協会へ要確認)その時は是非皆さん是非お越しください。
締め括りとして、以前見かけた木船が利根川を行き来する姿が見られなかった事が少し寂しく思う。維持の関係もあるのかもしれないが、昔を感じ伝える物が時代とともに廃されるのは非常に残念に思う。
伊勢崎市観光協会まつり・イベントカレンダー
取材日:2009年5月17日/清水