今年で98回目となる豊武神社の節分祭は、数え年42の年男達が結成した「年男会」を中心に行われる地区伝統の行事。この行事は、開催年前後の年男たちも含め、1年半ほど前から行動を開始しているというから驚きです。節分祭の日も地域住民たちが協力し、一体となって行事が執り行われている印象を受け、地域のまとまりが感じられます。
この日は、午前中から豊武地区内約10kmを行進する「豆まき行進」も行われ、「鬼は外、福は家」と威勢の良い掛け声と豆まきで途中の家々に福を招き入れていました。園児とのコミュニケーションを兼ねた豆まきでは、園児の勢いに鬼もタジタジとなり転んでしまう一幕も。
午後3時からは節分祭のメインイベントである豆まきが行われ、降りしきる豆の中、時に投げ込まれるお菓子、景品に交換できるカラーボールを必死に奪い合う子供たちと、それに混じって夢中になる大人たちの熱気で溢れかっています。計3回の豆まきを終えると、地面が大量の大豆で埋め尽くされるほど盛大に豆まきが行われます。合間合間では、伊勢崎の寅さんショーや、歌謡ショー、鬼とのジャンケンゲームや寅さんの昔懐かしい紙芝居など、色々な催しで子どもから大人まで十分楽しめる。会場内の福引抽選会では、特賞の液晶テレビやブルーレイディスクを狙ってたくさんの人が行列をなしていました。特賞をゲットする予感のした記者も、抽選の行列に並んで参加したものの、結局福は来てくれませんでした。
記者は、この節分祭へ今年はじめて行きましたが、来年もまた行きたいと思うほど楽しめました。お越しになられていない方は来年起こしになってみてください。くれぐれも大豆の集中砲火にはお気をつけください。まともにあたるとかなり痛いですよ。
取材日:2009年2月1日/清水