「国定忠治ファンミーティング2」開催
たくさんのお客さんが来場しました
12月21日は国定忠治の命日
オープニングは八木節の歌と踊りで忠治の生い立ちが披露され、にぎやかに始まりました。12月21日は国定忠治の命日です。はじめに忠治ファン7人のビデオレター紹介がされました。
中でも、第1回のファンミーティングで講演された高橋敏先生は「国定忠治を八木節として現在まで語りついで来たのは庶民。幕末には各地にアウトロー的な人物がいて、彼らはそれぞれ人気があったが、どういう形で忠治の様子が庶民に広がっていったのかを考えることは生誕200年の1つのエポックになると思う。」と語っていました。
講談「国定忠治」を味わいました
追っ手から逃れ信州を旅する忠治親分が、川に身投げしようとした越後の老人と出会うところから話が始まります。今の時代ならば、通りがかりの他人にそこまで手助けできるのか?と思えるほど忠治親分は老人に優しくします。その様子が一龍斎さんの語りで人情時代劇のように語られ、会場全体が素晴らしい芸に魅了されました。
観光協会課長の関口さんは「忠治の生きた時代は江戸末期で刀の威力が強かった時代でしたが、忠治親分はそれだけではない魅力を持っていたのではと思います。そして今の時代に失われつつある義理人情をもう一度、思い起こさせてくれる人物です。伊勢崎市には縁のお寺などがあり、ぜひ同市のピーアールにつなげて行きたいと思います。」と語っていました。
さらに今回は、三度笠姿の「国定忠治ぐんまちゃんストラップ」を制作。ストラップは同観光協会で500円で販売されていますよ。また元旦の「ニューイヤー駅伝2009」の伊勢崎市役所中継所でも販売されます。
【記者雑感】
今回で2回目となるファンミーティング。県内外から忠治親分についての問合せが同市観光協会へあるそうで、親分にも伊勢崎市のピーアールに一役かっていただきたいですね。
一龍斎さんの講談でも人情に厚い親分が語られ、記者もほろりとする場面がありました。博徒でありながら、当時の幕府側の人々から義賊として書かれたことからも親分には庶民から親しまれる何かが合ったに違いないなあと感じました。
伊勢崎市観光協会
取材日:2008年12月21日/アイマップfuru
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