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本妙寺の鬼子母神祭り
子供の健やかな成長を願う神祭

まといと紅白の万灯繰出す

門前で「まとい」披露
門前で「まとい」披露
太鼓を叩く山王町屋台囃子保存会の子どもたち 
万灯行列の先頭をいく「まとい」 
鬼子母神堂前に並ぶ万灯 

山王町にある山王道 本妙寺の鬼子母神(きしぼじん)祭りへ行ってきました。
鬼子母神祭りは、子供の健やかな成長を願う神祭として毎年11月の第4土曜日、日曜日に行われます。今年は22日の土曜日 午後7時から9時、23日の日曜日 午前9時から12時に行われ、22日撮影にお邪魔しました。

定刻の7時に現地へ着くと、門前の道では既にまといがクルクルと振られ、まといを囲む様にうちわ太鼓を叩く人や見物する人たちで人だかりとなり賑わっています。その人だかりの近くでは山王町屋台囃子保存会の子ども達が山車の上で太鼓の音色を響かせていました。門前からお堂に通じる参道の両脇では、綿菓子や焼きそばなどの露店が立ち並び、子ども達が買い求める姿や親にねだる姿など、いつもの祭りの光景もあります。

この祭りは、門前から鬼子母神堂へと威勢のよい掛声とともに、クルクルとまといを廻しながら練り歩く7組の万灯行列、鬼子母神堂の前で行われるまといの披露など大変盛り上がりを見せます。大人に負けじと、子どもたちが必死にまといを廻す姿もとても印象的で見どころの一つでもあります。

無病息災、子育て祈願をされる方、興味を持たれた方など「山王道の鬼子母神」と近郷に喧伝される子育て鬼子母神祭りへ是非お越し下さい。

補足「鬼子母神」

必死に「まとい」を振る子ども 
はっぴの背中に鬼子母神の「鬼」の1画目がない字が使われている 
鬼子母神堂前での祈祷 

鬼子母神は、江戸時代より、庶民の守神として信仰が広まる。
元々は、鬼神「般闍迦」の妻で、数多くの子の母でありながら他人の子どもを捕えて食べてしまう事から、この鬼女のでき愛する末子を釈迦が隠し、子を失う母親の苦しみを悟らせて、仏教に帰依させたといわれています。この事からその後子供と安産の守り神となったといわれています。

鬼子母神と書いていますが、鬼子母神は神様であるため鬼の1画目がない文字が使われます。

世の既婚男性の中には、奥さんの角も取れてくれたらと思う人もいるかもしれませんね。鬼子母神を祈祷すれば奥さんの角も取れるかもしれませんよ。
という事はありませんよね。

取材日:2008年11月22日/清水



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