波志江祇園祭 8年ぶりに開催
愛宕神社にひしめく屋台と観客
祭りの由来
「波志江祇園祭」の始まりは江戸後期にさかのぼります。伊勢崎市北部に位置する波志江町。かつてこの地域は水利の整備が遅れていた場所でした。そこで農業を生活の糧にしていた人々は大変苦労しました。特に日照りに悩まされ、雨乞いを行うために各地域で屋台を作ったのが祭りの始まりです。この屋台が作られたのは江戸後期から明治初期頃、判明しているもので1857年(安政4年)〜1901年(明治34年)だそうです。
各10基の屋台は高さ4〜5メートル、前方に川中島の合戦、弁慶、鏡獅子などの人形を飾りつけ、周囲には竜や鳳凰など精密な彫刻がされた立派な木造です。
この祇園祭で屋台が勢ぞろいするには資金や人手が大変かかります。そこで市制60周年や今回のような節目の年に行われ、回数も1901年から数えて通算10回ほどと珍しい祭りです。
大胡県道を北から南から屋台が神社を目指す!
こうして通行止めの2時間をめいっぱい使い、10基の屋台が迫力の集結!神社の境内は久しぶりの祭りを見物しようと訪れたお客さんと大きな屋台でごった返す中、にぎやかに祭りが始まりました。
取材日:2008年10月18日/アイマップfuru
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