経営者の輪Vol.125 「ライフインフーズ株式会社 田沼健太郎さん」伊勢崎市下植木町
Vol.125 ライフインフーズ株式会社 田沼健太郎さんの巻
プロフィール
田沼 健太郎(たぬま けんたろう)さん。昭和51年5月11日生まれ。
伊勢崎市茂呂町出身、伊勢崎市在住。
ワンコインランチの「まんぷく亭」経営でも知られるライフインフーズ㈱。同社の営業主任である田沼さんは、アメリカ生活経験者。その田沼さんに、アメリカ時代の暮らしや、現在の仕事の面白さについて伺いました。
アメリカ留学を経て
田沼さんが初めて単身、海外に渡ったのは伊勢崎商業高校の2年生だったとき。交換留学生としてカナダで1カ月間、「ファームステイ」を体験。そこで、乳搾りをしたり馬に乗ったり、とプチ・ファーマー気分を味わいました。
高校卒業後は、上武大学情報経営学部へ進学。4年後、大学卒業と当時に米国カリフォルニア州に渡りました。目的は、アメリカのカレッジでコンピュータサイエンスを学ぶため。ここで立ちふさがったのが言葉の壁です。ただでさえ、大学の授業は専門的。それに加えて、母国語ではない言語で授業を受け、単位を取得しなければならないのですから大変です。もちろん、慣れない地での暮らしに対する不安もありました。そこで田沼さんは、最初の1年間はホームステイをしながら語学学校に通います。ここには韓国とアラブの学生もおり、片言の英語でコミュニケーションを図っていたそうです。2年目、カレッジに入学を機に韓国の学生とルームシェアで2人暮らしをスタート。3年目は、一人暮らしで自立した1年送りました。
「卒業を前に、このままアメリカで就職をするか、帰国して父の会社に入るか迷いました」と言う田沼さん。考えた末、後者を選択。仕事に広がりを感じたことが決定打となりました。
食を切り口にさまざまな事業を展開
田沼さんのお父さまが設立した「ライフインフーズ株式会社」は、食材のセレクトから調理スタッフの派遣、備品の管理、厨房のレイアウトまで、「食」に関わるすべてをトータルコーディネートする会社。田沼さんが入社した当時、主たる業務内容は建設、土木現場宿舎の食事の提供・管理でした。しかし、現場が仕上がってしまえば同社の仕事も終わってしまいます。そこで、期間で途切れることなく、事業の柱となる仕事を、と考え至ったのが高校や大学などの寮を対象とした事業。寮の運営・管理、備品管理、配膳方式の食事提供、清掃まで、すべて同社が代行、初期費用ゼロで寮が立ち上げられるという点が支持を集め、県内はもとより東京、神奈川、千葉、富山の学校も手掛けるようになりました。
このお仕事の面白さを田沼さんは「人に欠かすことのできない『食』を軸に、創意工夫でさまざまな事業展開できる点」と話します。入社前に感じた「可能性」は、確かだったのです。今では、福祉施設の食事提供・管理や、ワンコインランチで人気の「まんぷく亭」の経営、お弁当の製造・配達など、いろいろな方面へ事業は広がっています。
これからも柔軟な発想と姿勢を生かして「今まで関わりのなかったジャンルとのコラボレーションで、新しいものを生み出してみたい」と将来の展望を語ります。
お気に入りは、華蔵寺公園
会社情報
ライフインフーズ株式会社
◆住所:群馬県伊勢崎市下植木町624-3
◆TEL:0270-23-3838
◆営業時間:8:00~18:00
◆定休日:日曜日
◆創業:昭和57年
◆業務内容:建設、土木、電設関係 現場宿舎の賄い管理委託、社員食堂、寮、福祉施設などの給食委託管理など
取材日 平成22年12月
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!
あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。
※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
記事内容の二次利用について
本サイト上に掲載されている写真・記事等を無断で二次使用することを禁じます。
二次利用を希望される方はこちらから必ずアイマップへお問い合せ下さい。