今回は、伊勢崎市宮子町にある「(有)建築工房 住空間」の高橋伸一さんをご紹介します。
高橋 伸一(たかはし しんいち)さん 昭和39年12月 27日。 伊勢崎市寿町出身、伊勢崎市寿町在住。 高橋伸一さんは、市内宮子町にある(有)建築工房 住空間の社長。自然素材を手掛けるようになったいきさつや、その効果について伺いました。
可愛らしい住宅関連小物や雑貨屋さんのようにセンス良くまとめられた空間、それが高橋さんの会社「(有)建築工房 住空間」です。 高橋さんは、大工さんの家に生まれた3代目。小さい頃から、お父さまの仕事現場が遊び場で釘袋を腰につけては「大工さんの真似事」をしていたそうです。 「そんなことしていたのも小学校の低学年まで。高学年になってからは、興味が失せてしまって」と高橋さん。それでも、高校3年生になって進路を考えたとき、浮かんだのは建設関係の仕事でした。そこで、丁度、注目を集めつつあったCADやCGを扱えるようになりたい、と東京の学校に進学。群馬に戻ったのは23歳の時でした。
東京から戻った高橋さんは、お父さまの会社に入社。大工として働き始めます。 「あの頃は、何でもやりましたよ」と高橋さん。図面を引くことから始まって、木材を切る前の墨付け、刻み(材木を切ること)から施工まで。ひとつの建物ができるまでのあらゆる工程を経験したそうです。30歳までは、休みなし。しかも、昼間の大工仕事を終えると、お姉さまの喫茶店を手伝ったというからものすごい激務です。 そんな高橋さんは、こだわりのある家、自然素材を使った住まいづくりを追求したいと2002年、新しい会社を設立。それが、宮子町に作った「(有)建築工房住空間」です。 無垢の床、珪藻土の壁、ところどころに置かれたグリーン。いるだけでどこかホッとでき、さらりとした空気感が心地よい空間です。「ここも自分で作ったんですよ、壁を塗ったりして」と高橋さん。長年の大工仕事が光ります。 今では、プランニング・設計・図面確認などが主な仕事。それでも、実際に現場に出ていたという経験はとてつもなく大きいのだと話します。「極端なことを言えば設計は、絵にする作業。でも現場のことを知っているか否か、というのは、この絵に大きな差を生むのです」。だから、というわけではありませんが、高橋さんは今でも、毎日現場に出るのだと話します。
(有)建築工房 住空間で手掛ける住まいの最大の特徴は、居心地の良さを追求して自然素材を使っているという点です。たまたま知り合いになった輸入業を営む人と接するうち「良いものは、良い」と再認識したとか。その方を通じて輸入したスウェーデン産のパイン材を床に使用すると「やわらかくてあたたか。裸足で歩けて気持ち良い」とお客さまからも好評だそうです。 また「ほかの家は、目がしょぼしょぼして開けられないけれど、(有)建築工房 住空間さんの家だけは大丈夫」「丁度良い湿度で気持ち良い」「木の香りが漂っていて心地よい」などの声も多数寄せられるようになりました。 「営業はほとんどしたことがない」という高橋さん。お客さまの紹介で仕事の輪が広がります。最近では、女性スタッフも大活躍。プランニング、設計、コーディネートなど女性ならでは、の感性が光る住まいはシンプルでおしゃれな暮らしを望むファミリーから高く支持されています。 これからの目標は、今やっていることをさらに充実させること。高橋さんが手掛ける自然たっぷりのお住まいは、これからさらに多くの人に求められるに違いありません。
(有)建築工房 住空間 ◆住所:群馬県伊勢崎市宮子町286-2 取材日 平成20年9月
◆TEL:0270-20-5115
◆営業時間:9:00〜18:00
◆定休日:火曜日
◆業務内容:住宅・店舗のプランニング、デザイン、施工、リフォーム、不動産売買・仲介、薪ストーブ販売、住宅家具・小物・雑貨の販売
あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。
※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)