今回は、伊勢崎市飯島町にある「大和産業株式会社」の大和崇義さんをご紹介します。
大和 崇義(やまと たかよし)さん 昭和47年5月17日。 伊勢崎市植蓮町出身・前橋市在住。 大和さんは、飯島町にある大和産業株式会社のロボットシステム事業部で営業を担当していらっしゃいます。ソフトな物腰の大和さんに、現職につくまでの経緯や伊勢崎について感じていることなどを伺いました。
大和さんが、初めてアメリカを訪れたのは高校生のころ。留学していたお姉さまのもとを訪れました。その後、高校を卒業した大和さんは浪人生活に突入しますが、その間になんと半年間、アメリカ留学。ワシントン州やサンディエゴなどで語学を学んだそうです。 帰国後、将来はコンピュータ時代がやってくると睨んで、コンピュータ関連の専門学校へ入学。2年生のときに再びアメリカへと渡ります。サンフランシスコ郊外にあるカレッジで英語を中心に勉強。さすがに1度留学経験をしているせいか、習慣にも戸惑うことなくすんなりと生活になじめたと言います。辛いことは思い出せない、とおっしゃっていた大和さんですが「あった」とぽつり。カレッジの寮に入っていたとき、ネイティブの学生と同室になったのは良いのですが、なかなか会話が弾まず沈黙のときが…。「黙って過ごす時間が辛かった、そのくらいかな」と笑います。それ以外は、大きな問題もなくアメリカでの生活を満喫していた大和さんのもとにかかってきた1本の電話。声の主は、大和産業株式会社の創設者であり社長であるお父さまでした。 「これからどうするつもりなんだ?」の問いかけに「帰ろう」と思ったという大和さん。日本を飛び出してアメリカで生活を楽しむものの「いずれは日本に帰ろう」と心で決めていたのだそうです。
就職先となった「大和産業株式会社」。お父さまが1977年に設立した機械や工具の卸商社です。初仕事は、納品。数多くある商品の中から受注した品をお客さまのところまで届ける、単純作業のように感じるかもしれませんが「納品を繰り返すうち、自然にお客さまも品物も覚えました」(大和さん)。なにしろ同社の取り扱い商品数は、とてつもなく多く「今でもアイテム数は把握できないほど」。入社当時の苦労がしのばれます。 「今では何でも屋」と大和さん。名刺には「営業G(グループ)」とありますが、経理、総務、納品など関わる職種はとどまるところを知りません。一番のやりがいは「多くの人とかかわれること」。お客さまが違えば、要望も関わり方も違ってくる。お客さまの希望の品を見つけだすことはもちろん、使いやすいようにカスタマイズしたり、ときには工場のライン設計などアドバイスも行ったり。お客さまとのかかわりは、いつでも新鮮さを運んでくれるのです。
「伊勢崎はどんな町?」と質問すると「うーん、難しいなぁ」額を抱え込むようにして考える大和さん。出てきた答えは 「カラーが決まっていない町」。 「例えば前橋は行政のまち、高崎は商業のまちと、おおよその色がある。けれど伊勢崎は○○の町、というハッキリしたものがないような気がする。伊勢崎らしいカラーが出てくればもっと面白くなるんじゃないかな」(大和さん)。 また、現在、伊勢崎を離れて前橋市にお住まいの大和さん。前回ご登場の島田さんと同じように、子どもを持つようになって「伊勢崎は公園が多い」と感じるようになったとか。「この公園を活用して、伊勢崎らしいカラーに結びつけることができるかもしれませんね」そう言ってニッコリ微笑みました。
大和産業株式会社 ◆住所:群馬県伊勢崎市飯島町86 取材日 平成20年3月
◆TEL:0270-32-6511
◆営業時間:8:30〜17:00
◆定休日:日曜日
◆業務内容:機械、工具などの卸売り販売
あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
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