今回、お話を伺うのは、株式会社長岡運送の係長　和田剛さん。新しいチャレンジにワクワクするというポジティブな和田さんに、今までの経緯、新しく立ち上げた第三配送の特徴などをお尋ねしました。

和田　剛（わだ　たけし）さん

高崎市出身

高崎市在住

伊勢崎市北千木に2022年 、本社を新設・移転した株式会社長岡運送。この管理者として昨年11月に入社したのが今回ご紹介する和田剛さんです。

和田さんは高崎市生まれ。小さい頃から動き回るのが大好きで、物怖じしない性格だったそうです。小・中学校時代はサッカー部に所属、高校では友達に誘われてラグビーを始めます。円錐形の独特な形のボールを触ったこともなければ、ルールさえ知らなかったと言うラグビー。人数不足の部活でしたが、同級生や後輩を勧誘して部員を集めて試合に出るところまでこぎつけました。最終的には県のベスト８に進出。仲間を集め、みんなで何かを達成するのは、この頃からお得意だったようです。

高校卒業後、専門学校に通いながら通信制の短期大学にも在籍。さまざまな資格を取得しつつ、学びを深めたそうです。

卒業後は、県内にある観光バス会社に就職。国家資格の旅行業務取扱管理者や旅客運行管理者を取得し、企業や学校などに営業に行ったり、ドライバーさんの運行管理をしたり、配車の手配をしたり。忙しいけれど、充実した毎日が続きました。新しいことへのチャレンジにワクワクするという和田さん。就職から７年後、今までに培ったことをベースに自分の力を試したいと県外の運送会社に転職をしました。

初めての一人暮らしで、プライベートでは右往左往していたものの、仕事は楽しかったと振り返ります。

主な仕事は、営業と配車と運行管理。「戦力として活躍でき、自信につながった」と話します。この時期に大型運転免許と貨物運行管理者の国家資格も取得しました。

また「今までにやってきたことで、できていることとできていないことの答え合わせができた」と言います。

新規顧客を獲得する営業は、時間さえかければほとんどアポイントが取れたそう。「仮にダメだとしても仕方ない、と思っていた」という和田さん。メンタルの強さを感じます。

思い出深いのは、ドライバーさんが事故を起こしたときのこと。先方に謝りに行って話をする中で相手の悩みを丁寧に聞き、自分の会社で解決できる方法を話すと、なんとそこで営業が成立してしまったのです。「あくまでも営業の基本に忠実に行動しただけ」と言いますが、この基本と、類まれなチャレンジ精神で新たな取引先をどんどん発掘していきました。

もちろん、大変なこともあります。京浜港に海上コンテナを取りに行くときのことです。ドライバーさんは、海上コンテナ搬出入の自分の順番が来るまでの間、待機しなければなりません。それが長時間に及ぶこともあります。運送会社にとっては不可抗力ですが、ドライバーさんの労働時間が増える事態に陥ります。「運送会社が抱える課題」と話します。

一方、2024年問題に関しては、政府も本格的にメスを入れようと言う姿勢を感じるそう。少しずつですが業界自体が変わりつつあると話します。

今までの経験をさらに活かしたい、新しいことにチャレンジして結果を残したいと考えていた和田さんが選んだのが、株式会社長岡運送の、昨年１０月にスタートした新設部署『第三配送部』の管理者というポジション。大型トレーラー配送の専門部署の立ち上げに立ち会える事に心が躍ったそうです。

株式会社長岡運送へ入社して早々に牽引運転免許を取得しました。

今は係長として「新規営業獲得すること、ドライバーを束ねること、大型トレーラーの運転配送などなんでもやります」と頼もしい回答。売上もアップし、業績は上々です。

２つの会社を経験した和田さん。株式会社長岡運送の良さのひとつに、社長との距離の近さを挙げます。さらに社員をから上がった声を吸い上げてくれる柔軟性があるそう。和田さんも、来年伊勢崎市内に完成する合計坪数1800坪規模の新倉庫について、あるアイディアを社長に提案中。今までと全く違うアプローチで、PRしていきたいと考えています。

「今後は、配送の土台をより強固なものにしていくこと、後々、配送という枠にとらわれないチャレンジをしていきたい」と話します。

休みはご家族サービスに徹している和田さん。オンオフの充実が、双方を一層豊かなものにしていきます。

株式会社長岡運送

◆住所／伊勢崎市北千木町1600-8

◆TEL／0270-75-6311

◆営業時間／9：00～17：30

◆休日／土曜、日曜、祝日

◆事業内容／一般貨物自動車運送業、倉庫業、荷役作業及び梱包作業の請負

URL  https://nagaokaunsou.jp

取材日　2024年8月

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