経営者の輪Vol.340 8hammer株式会社 動画事業部の本多健太郎さん
経営者の輪Vol.340 8hammer株式会社 動画事業部の本多健太郎さん
今回、お話を伺うのは、8hammer株式会社動画事業部の本多健太郎さん。東京生まれの本多さんが群馬に移ったきっかけ、13年勤めた会社を退職し、今のお仕事に就くまで、現在のお仕事内容についてお尋ねしました。
就職をきっかけにご両親の故郷、群馬へ
東京都東村山市で生まれ育った本多さん。現在のお写真からも想像がつくように、とっても可愛らしい顔立ちの男の子でした。「目立ちたくないけれど、チヤホヤされたいタイプだった」と言うところも少年っぽくって可愛らしいですね。
耳が良く、特徴を瞬時につかんで再現する能力に長けている本多さん。高校時代は、タモリのエセ外国語にはまり、中国語を真似してみんなを笑わせていたそう。それに加え、語学が好きだったことから大学時代は中国語を専攻。発音の良さはピカイチでネイティブの教授から「なまりのないきれいな標準語」と絶賛されたといいます。
ご本人曰く「ウサギとカメのウサギタイプ」。何でもそつなくこなすものの、気がついたらライバルに抜かれているのだそう。そんな人間味あふれるところは、本多さんの魅力のひとつです。
そんな本多さんが群馬にやってきたのは、就職がきっかけ。群馬県出身のご両親は、本多さんが学生のころ故郷の沼田に帰郷していました。当時はお兄さまと2人、都内で暮らしていましたが、卒業後、都内で社会人になるイメージがつかめなかったため、思い切ってご両親の住む群馬に移ることを決意しました。就職活動時、県内企業が集まる合同企業ガイダンスに参加。新しいことにチャレンジを続ける勢いのあるセーブオンに惹かれ、就職することになりました。
13年勤めた会社を辞め、新たな道へ
就職後は、さまざまな部署を経験しました。まずは、東毛地区の直営店配属になり、スーパーバイザーに。1年後には加盟店や新店のスタッフ指導をする教育グループに異動。その後、ロジスティクス部、スーパーバイザー、店舗建設部などで経験を積みました。
仕事を通して「流通の仕組み、メーカーの困りごとなどを学ぶことができた」と本多さん。仕事を通して日本各地を訪れたことや、関係する幅広い業界の人と話しをした経験は、今に生きていると話します。
今から7年ほど前、セーブオンは看板を下ろし、ローソンへ承継されることに決まりました。今までのようにモチベーションが保てなくなった本多さんは、以前から興味のあったWeb制作で身を立てたいと思うようになっていました。「自分ではもっと早い段階で決めていたのかも」と本多さん。仕事の合間を縫って独自でWebデザインの勉強もしていたのです。
退職後、職業訓練校のWebデザイン科で半年間みっちりWebデザインを学びました。研修修了が見えてきたとき、本多さんの中である思いが頭を持ち上げ始めます。「今の実力で社会に出たとき、即戦力として働けるのだろうか、なり得るのだろうか」。不安が入り混じった疑問を当時の担任に相談。すると担任が、別のクラスを担当していたプログラミングの人材派遣会社につないでくれました。本多さんの話を聞いた人材派遣会社の社長が、その場である人物に連絡。すぐに「イエス」と返事をしてきたのが、現在、所属している8hammer株式会社の社長、土井一樹さんでした。
入社後は、ECサイトの制作に従事。転機となったのは、ある会社のセールスプロモーションの動画制作です。プレゼン用の動画に演者として登場したところ、クライアントに気に入られ、本番も務めることになりました。この企画は好評で、今も新商品のPRなど、新しい動画が続々とアップされています。かっぽう着姿で登場したり、畑に収穫に行ったり。自分で撮影をし、キメ台詞を考え、とフットワークのよい本多さんのお茶目な姿が人気を呼んでいます。
ネツゲンで新たなイノベーションをサポート
同社のもうひとつの柱がライブ配信です。企画から始まり、撮影・編集と一つ一つのステップを踏んで完成する動画とは違い、ライブ配信はある意味、一発勝負。それだけに、事前の準備や日々進歩する技術の習得が求められます。
「印象に残っているのは、成功したことより肝を冷やしたこと」と本多さん。日本とカザフスタンをつなぎ、リアルタイムで日本語のレッスンの様子をライブ配信したときは、テストでは問題ありませんでしたが、途中でビジュアルが途切れてしまったのです。優先順位を考えて瞬時に対応したものの、思い出すだけでも冷や冷やするそうです。いくつもの配線があり、ミキサーやマイクなどの機材を要し、パソコンの設定も関係するライブ配信。一つ一つ検証をしながら、次の本番に向けて不安要素を消していきます。
現在、本多さんの職場は、県庁の最上階にあるNETSUGEN。新たなビジネスや地域づくりにチャレンジする人が集まる官民共創スペースです。そこでイベント部門の責任者として、横のつながりを作りながらイベント運営、ホームページやSNSの更新、ライブ配信などに携わっています。やりがいは「新しいものに携われること」。最近では、自分で企画・配信するショート動画が大好評。今後は「流行りものと安心して見られる要素を計算して織り交ぜ“見られる”コンテンツを制作していきたい」と話します。
プライベートタイムで、気をつけているのは睡眠。質の良い睡眠を確保しようと新たにマットレスを購入したそうです。届いたその日に寝転がってみると、気づかぬうちに熟睡してしまったのだとか。質の良い睡眠に支えられ、さらにパワーアップする本多さんのご活躍、楽しみですね。
企業情報
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!
あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。
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