今回、お話を伺うのは、モテコ出版株式会社 アライアンス事業部部長の桐木洋一さん。ある有名人と遊んだ経験、つい最近まで続けていた野球のこと、お仕事のやりがいや新たに知り合った仲間たちについてお尋ねしました。
桐木 洋一(きりき・よういち)さん みどり市(旧・勢多郡東村)出身
前橋市在住
「童謡の父」と呼ばれる 石原和三郎氏や、心に響く詩画で知られる星野富弘さんを生んだ勢多郡東村(現みどり市東町)。ここが、桐木洋一さんの故郷です。 住民の誰もが知り合いで、小学校1年から6年生まで合わせても100人に満たないという地域。学年に関係なく、名前で呼び合い、親たちも顔見知り。それどころか、住民誰もが知り合いという、ほのぼのとしたあったかい環境の中で育ちました。 「自分の中の記憶にはない」と言いますが、小さい頃は、星野富弘さんとも一緒に遊んだのだことがあるのだとか。河原で水遊びをしたり、岩の上から飛び込んだり、豊かな自然の中で伸び伸びとした少年時代を送りました。 当時、巷ではサッカー熱も高まっていましたが、東村はサッカーより野球。桐木さんも小学校1年生で野球チームに入り、チームメイトと共に汗を流しました。 チーム自体が強くなかったと言う小学校時代に反し、中学校は強豪。特に中学3年のチームは強く、県大会で3位に輝いたそうです。勝ち進むに従って対戦相手は強くなり、メンバーのモチベーションもアップ。「とにかく面白かった」と振り返ります。 チームメイトの中には、進学先に桐生第一高校や桐生商業などといった強豪校を考える人もいましたが、桐木さんは3年生の時に味わった「試合に出る楽しさ」が忘れられませんでした。甲子園よりも、試合に出ることを優先。桐生西高校に進学します。希望通り、先発メンバーとして試合に出場。仲間にも恵まれ、楽しい3年間を送りました。 「野球の魅力は、チームプレーと個人プレーの融合」と桐木さん。また「タイムアウトがないところも面白いところ」と野球の魅力を語る桐木さん。小学生で始めた野球は、専門学校~社会人になっても続けたそうです。
高校卒業後、友達とともにホテルマンを目指して、専門学校のホテルトラベル学科に進学。サービスやマナー、ホスピタリティー精神について学びました。この時に学んだホスピタリティー精神は、今の仕事でも大いに役立っているといいます。 学生時代、1番の思い出は、1ヵ月にも及ぶオーストラリアへのホームステイ。ホストファミリー宅に滞在し、昼間は学校へ通います。最初のうちこそ聞き取れなかった英語も、1ヵ月後にはわかるようになり、楽しさや充実感も増していきました。異文化に触れた貴重な経験になりました。 就職を考えたとき、選択したのは、学生時代の学びが生かせる結婚式場と、興味のあった出版社。面接試験が重なったことで、桐木さんが選んだのは「楽しそう」と感じたモテコ出版でした。 入社後の配属先は求人課。アポ取りから始まり、お客さま先への訪問。初めて契約が決まった時は「ただただ嬉しかった」と笑顔を見せます。 半年後、入社のきっかけともなったモテコの営業に。埼玉県宮原の勤務となりました。お客さまである飲食店の取材から撮影、原稿制作まで1人でこなしたそうです。仕事の幅が広がった分、面白さも増していきました。 その後、創刊メンバーとして川越営業所へ。行ったことのない所や、知らないことへのストレスはなく、むしろ「新たに開拓する期待とやりがいが生まれ、楽しさにつながっていた」と話します。 5年後、本社へ。県内ですっかり浸透していたモテコ。営業しやすい反面、高い成果も求められるという厳しさも味わいました。 この時期、主任に昇進。実は、11人いる同期の中で「昇進が遅かった」という桐木さん。「ようやく認めてもらえたという喜びに包まれました」と口元をほころばせます。
桐木さんの転機は、お子さんの誕生。「しっかりやらないと」とさらに気持ちが引き締まりました。 会社もまたさまざまな変化がありました。モテコという紙媒体から、チラシや折り込み、メニュー作成といったセールスプロモーション、ホームページ制作、SNSの運用など、業務の幅がどんどん広がっていきました。 今では社内にデザイン部ができ、デザイナーが常勤。行政と組んでイベントも開催するようになりました。 その分、大変さは増えました。しかし「お客さまのご要望に応えやすくなり、提案しやすくなりました」と笑顔で話す桐木さん。お客さまだけでなく読者や参加者から寄せられる「ありがとう」「楽しかった」という声は、何よりの喜びです。今まで関わりのなかった人たちとのつながりもできました。 数年前からは、部長に昇進。やりがいに「スタッフの成長」が、加わりました。 しかし、その一方で「いつもピンチ」なのだとか。それでも「ピンチとチャンスは、表裏一体。だから、いつもチャンスなんです」と前向きです。もうひとつ、桐木さんが自分に言い聞かせているのは「死ぬこと以外はかすり傷」という言葉。落ち込むことや、行動を起こす勇気がないとき、この言葉を自分に送るのだとか。それが、一歩先に踏み出す力になります。 今年1月には、伊勢崎青年会議所青年部に入会。志の高い仲間に出会えたことは、良い刺激になっているそうです。大人になってから、輪を広げるのはできそうでできないもの。「この縁を大切に成長していきたい」と話してくださいました。
モテコ出版株式会社 ◆住所/前橋市小相木町1-8-9 ◆TEL/027-225-2225 ◆創業/2007年 ◆営業時間/9:00〜18:30 ◆休日/土曜、日曜、祝日 ◆業務内容/?群馬県・埼玉県・栃木県・長野県における、フリーペーパーMoteco(モテコ)の発行、?「モテコ.net」「ビューティーモテコ」「求人モテコ」「モテコ通販」の運営、?WEBサイトの企画・製作広告・販促物(セールスプロモーションツール)の企画・製作、?食べログセールスパートナー、?LINE公式アカウント 店舗向けパートナー、?Yahoo!JAPAN マーケティングパートナー
あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。
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