経営者の輪Vol.315 株式会社Deck5 代表取締役「野本成子さん」

経営者の輪Vol.315 株式会社Deck5 代表取締役の野本成子さん

今回、お話をうかがうのは、株式会社Deck5 代表取締役の野本成子さん。小さいころから美術、デザイン、書道など「美」に興味があったという野本さん。日本で先駆けとなる施術方法を提供するサロンを開くまで、仕事をする上で大切にしてきたことなどをうかがいました。

プロフィール

野本 成子(野本・せいこ)さん

高崎市出身

高崎市在住










 

女性社長との出会いをきっかけに経営者を意識

笑顔が可愛らしい野本さん。その野本さんがオーナーを務めるのが、伊勢崎ガーデンズ近くにあるリラクゼーションサロンです。アジアンリゾートをイメージした店内は、足を踏み入れただけで癒され感満載。異国の地に来たようで、ワクワクします。

 

絵を描くのが好きだったという野本さんの小さい頃の夢は漫画家。小学校高学年になると、絵の勉強がしたいと、油絵を習うようになりました。他にも水泳や書道もしていましたが、水泳よりも絵や書道の方が好きだったそう。中学に入ると、剣道部に入部しました。

 

キュートなお顔立ちからは意外ですが、負けず嫌いなのだとか。そして「賞状をもらうことに意欲を燃やしていました」と朗らかに笑います。

賞状へのこだわりが薄れ始めた高校時代は、茶道部に入部します。一見バラバラのように見えますが、一貫して流れているのは「美」の追求。。

 

美を求める心は、さらに高まり、高校を卒業すると服飾のデザインを学ぶために、東京家政大学短期大学部服飾美術科に入学します。

 

当時の夢は「オートクチュールのデザイナーとして独立すること」でした。きっかけは、高校生の時に、家族に勧められて読んだ「金持ち父さん、貧乏父さん」という本。この本を読んで、お給料をもらう立場ではなく、自分でお金をつくり出す側になりたい、と思うようになったのです。

 

大学時代、さらに野本さんに大きな影響を及ぼす人と出会いがあります。それが、大学で講師を務めていた、ラルフローレン日本法人の女性社長でした。初めて出会った女性社長。カッコよく、憧れの対象となったそうです。

その女性社長から「独立をすることと、経営をすることは、似て非なるものであること」を学びました。こうして、独立ではなく、人や経営のマネジメントまで行う経営者になりたいと思うようになっていきました。


転機は栄養学の研修会

野本さんは卒業後、あえて就職をせず、自分の好きなこと、興味のあること、将来に役立つだろうと思うことを選んで仕事にしました。

しかし、物価の高い東京でやっていくのはなかなか大変。一度リセットをしようと群馬にUターン。そこで営業スキルを身に付けるために営業職につきました。

 

その後、高崎市内でガールズバーのオープンに携わります。その時、野本さんが出した条件は「店を任せてもらえる」こと。2年後、念願がかなって店長に。夢だった「経営」にかかわる一歩を踏み出します。そこで最も心を砕いたのは、従業員の管理でした。個々のお客さまにつくのではなく、お店全体でお客さまを盛り上げるガールズバーは、従業員同士の関係性がダイレクトにお店の雰囲気に出るのだそう。それだけに、みんなが仲良く、楽しく働けるような環境づくりを大切にしました。

 

経営面では、自分が売り上げを立てられるようになろうと考えました。野本さんが心掛けていたのは、うそをつかないこと、そして「人と人」としてお客さまと付き合うこと。こうして集まるお客さまとは長いお付き合いになり、今でも良い関係が続いているのだそうです。

 

忙しく働く中、転機が訪れます。栄養学についての研修会です。「病気の原因は栄養不足」というアメリカのドクターの話を聞いて、自分を振り返ると花粉症、胃腸の不調などピタリと当てはまりました。また摂らなくても良いもの摂っていたり、必要な物を摂っていなかったり、という自分に気づきました。栄養に気をつけていると、少しずつ体調も回復。表面にあらわれたものだけに対処するのでは本当の意味で改善にならない、と考えるようになっていきました。

しかし、いくら注意していても、今の世の中、自分では気づかないうちに好ましくないものを口にしていることもあります。仮に、多少好ましくないものを取り入れても「出す」ことができれば良いと思うようになりました。そして、その「出す」ことのできるものがあると知るのです。

 

それが「重金属フットバス」。専用のフットバスに足を入れると、老廃物が足裏の汗腺から体外へ出ていきます。30分もすると、透明だったお湯がどんどん濁っていきます。色の違いで何が溜まっていたかがわかるのだとか。

 

「これはみんなに喜んでもらえる、社会に貢献できるビジネスになる」とピンときたという野本さん。24歳から懸命に勉強を続け「理想の場所だった」という今の店舗で開業しました。店名は「プレデト(PreDeto)」としました。プレミアムデトックスの略で、なんと野本さんが作った言葉。「ほかには負けないのでプレミアムです」と声を弾ませます。


日本でも先駆けとなる施術を提供

プレデト(PreDeto)で使用している機械は、水銀、ヒ素、鉛など体に蓄積された有害物質を排出します。それと同時に血液の循環がよくなり、本来の排出機能を高めていきます。

 

「ドロドロがいっぱい出た。その後はスッキリ」「足がとても軽くなり、夜がよく眠れた」「肌の調子が良くなった」などの声が次々と寄せられています。

 

もう一つ、特徴的なのは「アクアチューニング」。日本でもまだ珍しいもので、県内では初導入。国内では少しずつ講習会が開かれていますが、野本さんはその1期生。国内最先端の技術力の持ち主なのです。

 

アクアチューニングは、巨大な音叉のような器具(プロフィールの写真で野本さんが手にしているものです)を体に当てることで、体の表面から15㎝のところまで深く作用。不調がある筋肉や筋にアプローチすることでゆがみを整えていきます。

器具が体にあたると、振動が奥深くまで響くのがわかります。これがなんともいえない心地よさ。首、肩と何カ所かに当てていただき、野本さんに言われるように首や手を回すと!

 

「楽~~~~!」今まで届かなかったところまで、首や腕が回り、可動域がぐーんと広がったのを実感できます。澄み渡る音も心地よく、リラックスできます。

 

「帰り、眠くなってしまうかも」と言われましたが、気を張っていたせいか、大丈夫♪。

が、眠気はそのあとやってきました。帰りに、ホットヨガのスタジオに行ったのですが、眠くて眠くて、最後は起こされるまで気持ちよく眠ってしまいました。インストラクターからは「そのくらいリラックスできると、とってもいいんですよ!」とほめられ⁉ました。

 

まだまだ全国的にも新しい施術方法。「広く知ってほしい」と野本さん。美容師の妹さんの協力で、アイブロウワックス脱毛やネイルなども取り入れ、それらをフックに重金属フットバスやアクアチューニングなどを広めていきたいと話します。

 

野本さんのところから、キレイと元気の輪が広がっていきます。


企業情報

株式会社Deck5(店舗:PreDeto(プレデト))

 

◆創業/2022年4月5日

◆住所/伊勢崎市宮子町3630-4

◆TEL/ 0270-61-6945、070-2352-7988

◆営業時間/10:00~19:00(最終受付18:30)

◆定休日/水曜、木曜

◆業務内容/リラクゼーションサロン運営






 

取材日 2022年12月

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)


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