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経営者の輪Vol.265 有限会社 菊地建設の代表取締役「菊地雄介さん」

経営者の輪Vol.265 有限会社菊地建設の代表取締役・菊地雄介さん

今回、お話を伺うのは有限会社菊地建設の代表取締役・菊地雄介さん。美容師やアパレル関係など、美の世界に興味があった菊地さんが現職に就くまでと、元気の源であるフットサル、青年部の仲間について語っていただきました。

プロフィール

菊地 雄介(きくち・ゆうすけ)さん

伊勢崎市出身

伊勢崎市在住

 

美容師やアパレルに興味

仕事風景 

お父様が創業した菊地建設を36歳で継承。2代目を務めています。物心ついたときにはお父様が会社を興していて、小学生のころから早くも手伝いをしていたという菊地さん。お父様は菊地さんを跡に継いでほしくて、積極的に現場に引き込んでいたようです。



「小学校の頃は面白かったけれど、中学校になってからは…」と言葉を濁らせる菊地さん。実は菊地さんは「美」に興味があり、美容師やアパレル関係などの仕事につきたいと考えていたのです。菊地さんの気持ちを察したお母様は「自分の思った道を歩んで」と応援してくれていたそうです。



菊地さんを語るうえで欠かせないのが、小学校から始めたサッカーです。市立伊勢崎高校も続けていましたが「モチベーションが切れてしまって」と、高校2年生の時に断念。それからはアルバイトに精を出したという菊地さん。学校が終わってからはアルバイトに行きそのまま遊びに。帰ってくるのは朝方になることもあったそうです。



ちょうどその頃、弟さんがお父様の会社に入社。当時朝が早かった菊地建設では、菊地さんが帰宅する前にお父様も弟さんも仕事に出かけており、すれ違いが続きました。それに加え朝早く大変な仕事と言う印象がいっそう強くなり、菊地建設は菊地さんにとって遠い存在になっていきました。

歩みのすべてに意味がある

今はフットサルで仲間と共に汗を流しています 

サッカーを辞めてからは生活のリズムが狂い、成績も下降気味。「進学ところではありませんでした」と苦笑する菊地さん。



卒業を1ヵ月後に控えた家庭学習期間中、菊地さんはお父様の仕事を手伝っていました。ここで些細なことからお父様と喧嘩になり、手伝いを辞めたそうです。そんな菊地さんにお父様は「家で働くか、もしくは家から出て他所で働くか」と言う選択肢を示しました。悩んだ末、菊地建設で働くことを選択。お父様のもとで働き始めました。



担当していたのは、外装工事。「夏の暑さと冬の寒さ、雨でも強風でも仕事が休みになることはなく厳しかった」といいますが「当時は年齢の近い人や同級生が社員にいて、仕事は大変だけれど楽しかった」と振り返ります。



会社は、平成14年に法人化。さまざまな資格や免許を取得し、仕事の幅が広がりました。菊地さんは外装工事に加え、クレーンの資格を取ってオペレーション業務を、弟さんは土木や外構をと自然に2本の柱が出来上がりました。



5年前には社長に就任。ただ、この時は納得した上で受け取ったバトンではなかったそうです。それでも「頼まれた時点でそれはもう自分の仕事」と菊地さん。もどかしさを感じながらも、社長として同社を一層世間に受け入れられる会社にしようと改善を試み始めました。



そのひとつが、お客さまや仕事のパートナー企業への接し方です。現場を通し「仕事はひとりではできない、みんなの力が重なり合ってできている」ということを実感した菊地さんは、相手を敬う気持ちが伝わるような接し方に変えていきました。「高校時代、アルバイトで学んだ接客が生きました」と照れながら話します。



高校時代、続けたいという思いがありながら、手放してしまったサッカー。その代わりに得たアルバイトでも体験が、このような形で代表取締役としての菊地さんを特徴づけるきっかけになりました。菊地さんが歩んできた全てに意味があったと思わずにはいられません。

家族とたくさんの仲間に支えられて

細部まできっちり仕上げます 

菊地建設の武器は、対応力。菊地さん、お父様、弟さんがタッグを組み、急な仕事が入っても、互いに声を掛け合ってお客様の期待に応えます。
菊地さんが手がける外装やクレーンオペレーション、弟さんが担当する土木・外構工事などオールマイティーに対応できるのも大きな魅力。最近では、家の板金や大工工事など、新たな仕事も舞い込んできています。「コロナで大変な時代ですが、見積もり依頼が増えました」と朗らかな笑顔を見せます。



経理面を支えるのは、奥様。向学心の強い奥様は、会社の経理の仕事をするうちに興味を持ちはじめ、税理士の資格を取得して独立したほどの努力家。菊地建設を数字の面から分析して支えます。



最近は会社に出ることが少なくなったと言うお父様は、実は新たな分野を開拓中。先祖から受け継いだ田畑で数年前から米や麦を作り始めたお父様は、ドローンを使って薬剤散布ができないかと試行錯誤中。「このフットワークの軽さ真似できない」と菊地さん。お父様のアイデアは、高齢化が進み、やむを得ず田畑を手放す人の強い味方になりそう。新たな仕事の柱ができそうです。



お客様から頼まれれば、仕事をやりくりし、時には自分の休みを返上してでも応えようとする男気溢れる菊地さん。そんな菊地さんの楽しみは、3年前から始めたフットサルです。小中学校時代の部活の同級生や後輩達とチームを結成したのです。平均年齢40歳とベテランのチーム。「20歳の子と試合をすることもあります。当時のようには動けない」と苦笑しますが、活動量だけでない、コミュニケーションの取り方など別の技術を磨いて戦います。「現役時代より上手くなっているかも」とニコリ。一度はあきらめたサッカーが、仲間を再び結び付け、菊地さんを内面から支えています。



また所属している商工会青年部を通じてできたたくさんの仲間は、一生の宝物。「仕事への取り組み方、気遣い、熱い気持ちにはいつも刺激を受けています」と話します。いつでも前向きな青年部の仲間、夢中になれるフットサル、仕事も共にする結びつきの強い家族。たくさんの人たちに囲まれ、菊地さんは新たな可能性に向かって走り出しています。

 

企業情報

画像1 

有限会社 菊地建設

 

◆住所/伊勢崎市田中島町538-5

◆TEL/0270- 24-4317
◆設立/2002年
◆営業時間/9:00〜17:00
◆店休日/日曜
◆業務内容/建築、外構、土木、クレーン工事、ハウスメーカー外装組立工事



 取材日 2021年8 月

 



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応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)


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