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経営者の輪Vol.234  マルクリ青果株式会社の「栗原 弘充さん」

経営者の輪Vol.234 マルクリ青果株式会社の専務取締役「栗原 弘充さん」

今回ご登場いただくのは、マルクリ青果株式会社の専務取締役 栗原 弘充さん。都内の高校に進学したことが人生の転機という栗原さんに、今に至るまでのいきさつと、「考える」ことの大切さついて伺いました。

プロフィール

栗原 弘充(くりはら・ひろみつ)さん
伊勢崎市出身

一人で浦和へ、東京へ

長ねぎの苗を植えています 

マルクリ青果株式会社は、1955年、栗原さんのおじい様が創業した会社です。現在、お父様は関連会社である農業生産法人・認定農業者 マルクリファーム株式会社の社長を、お兄様がマルクリ青果株式会社の社長を務めています。

「兄が社内的なことを、私が営業を中心に社外的なことを担当。うまくバランスがとれています」と爽やかな笑顔で話す栗原さんは「外へ出る」ことをためらわないタイプ。小学3年生のときにスタートしたJリーグに夢中になり、当時、伊勢崎に一番近かった隣県に所在する浦和レッズのファンになります。中学生になると、一人でスタジアムまで行っていたのだとか。



「『熱い』と言われるレッズファンですが、みんな優しいんですよ」と当時を振り返ってにっこり。一人で訪れる栗原さんに話しかけてくれる人が多く、いつも楽しく観戦していたそうです。



その後、栗原さんは高校に進学しますが、あることで学校に対して「疑問」を持つようになりました。しかし、それは学校が悪いわけではなく、選択を誤った自分の責任だと感じたそうです。それをきっかけに物事を深く考えるようになった結果、見方が違うと受け取り方も変わるということを実感。このころから都内の学校への編入を考え、ご両親を2か月間に及んで説得。見事編入を果たし、一人暮らしの毎日が始まりました。


「このときに、いろいろな出会ったたくさんの人にあったのは、大きな財産」と話します。



卒業して3年がたったころ、お父様からの声掛けで伊勢崎へ。マルクリ青果(株)に入社しました。

考えることから生まれるもの

昔ながらの風味と粘りが自慢のやまといも 

小さいころから、おじい様やお父様が働く姿を見て育ったという栗原さん。「小さいころは、朝起きると、もう働きに出ていて姿がなかった。忙しい仕事だと思った」と言います。仕事自体の手伝いをしていたわけではありませんでしたが、田畑の間を通って学校へ通っていた経験からマルクリ青果が扱う野菜や仕事を肌で感じていたそうです。仕事への違和感もなく、すっとなじむことができました。



伊勢崎青年会議所の前理事長、社外では専務として活躍する栗原さんが大切にしているのは「考えること」。毎週、セクションの責任者を集めた会議を開くそうですが、そこでも答えを押し付けずに、あえて「考える」ことをしてもらうように気を付けているそうです。社員それぞれが「考える」ことはさまざまな業務改善にもつながりました。



このとき、栗原さんが注意しているのは、問題を可視化すること。たとえば今、少子化が進む現代で慢性的な問題となっている人材不足。「人がいないからできない」と言ってしまうのは簡単です。しかし、それでは改善にはつながりません。栗原さん曰く「考えを止めてしまう」のだそうです。そこで、時間、人員、商品などの生産能力を誰もがわかるように数値化して表示。それが考えるきっかけとなり、改善策が生まれてくるのだそうです。

考えるヒントを与えることで栗原さんは、人の力を伸ばし、会社の可能性を広げています。

SDGsへの取り組みを通して

調理しやすく、便利なカット野菜です 

県内産野菜の卸売り、付加価値をつけたカット野菜、パッケージなどを業務の柱とするマルクリ青果(株)。仕事が最も忙しくなる年末は、栗原さんが最もやりがいを感じるときです。
「大型連休や年末年始にうちが忙しくなるということは、帰省する人が多くなるということ。久しぶりに懐かしい顔がそろって幸せな食卓を囲む、その様子が想像できるのがうれしい」と笑顔で話します。



 現在、力を入れているのは野菜パウダーの販売。県内産のヤマトイモやゴボウなどを、使いやすく保存のきくパウダー状にすることで、県内農産物のブランド力を高め、地位の向上、販路拡大を目指します。



一方で、同社で熱心に取り組み始めたのが、持続可能な開発目標(SDGs)。食に大きく関係することから、目指すのは「ゴール2.飢餓をゼロ」「ゴール12.つくる責任 つかう責任」。さまざまな社会問題が起こっている昨今。地球をひとつの単位としてみんなで考えるのに、さまざまな入り口があるSDGsはととても有意義と言います。SDGsを最も推進する民間団体が青年会議所であり、青年会議所での学びは企業活動にも役立っています。



社内でも社外でも忙しく飛び回る栗原さんの気分転換は、移動中の車の中で聞く「ゆるめ」の音楽。大好きな八重山諸島の豊かな自然に思いをはせながら、新しいチャレンジを続けています。

企業情報

画像1 

マルクリ青果株式会社

◆住所/伊勢崎市境米岡880

◆TEL:0270-74-4111
◆業務内容/青果全般卸、産地直送野菜、カット野菜
◆関連会社/農業生産法人・認定農業者 マルクリファーム株式会社

取材日 2020年1月

 

 

 

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)


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