生年月日：1986年3月2日

伊勢崎市出身

｢この道が向いているのでは？｣と思ったという吉澤さんは｢自分の店を持つなら､まずは調理師にならなければ｣と調理師学校に進学｡｢あの頃は､見えている世界が狭く､店が持つには調理師の資格が必要だと思っていたんです｣と照れ臭そうに話します｡

調理師学校在学中も､夢がぶれることはありませんでした｡
それどころか､さらに夢を具体化させたのです｡それは
｢25歳までに独立｡できなければ､この道は諦める｣という潔いものでした｡　
卒業後､開店資金をためるべく飲食店で働き始めました｡

ﾀｲﾌﾟの違った店舗を次々とｵｰﾌﾟﾝさせ､どの店舗も活気あふれる人気店に押し上げる吉澤さん｡成功の秘訣を聞くと｢乗りと勢い｣と言いますが､｢開店1年後には9割が閉店している｣という厳しい世界｡それだけで生き残り､成長を続けられるはずはありません｡

｢お客さまを飽きさせないためのﾒﾆｭｰや仕掛け､ｽﾀｯﾌの教育など､知らず知らずのうちにいつも考えていますね｣と話します｡

吉澤さんが大切にしているのは､ｽﾀｯﾌさんです｡
基本的なﾏﾆｭｱﾙはあるものの､｢その人ならではの個性を生かしたい｣と接客方法は個人に一任｡それが､ｽﾀｯﾌをｲｷｲｷと輝かせ､お客さまｻｰﾋﾞｽにもつながっています｡

新店舗ｵｰﾌﾟﾝの原動力となっているのも､ｽﾀｯﾌの存在です｡｢やる気のあるｽﾀｯﾌのｽﾃｯﾌﾟｱｯﾌﾟのために､ﾎﾟｽﾄを用意したい｣と考えている吉澤さん｡そのためには､会社が体力をつけて新たな店舗をｵｰﾌﾟﾝさせ､店長などのﾎﾟｽﾄを作ることが必要だと考えている､と力強く話します｡

店休日を活用して､ｽﾀｯﾌと一緒に県内外の人気店に直接足を運んで､研究を重ねる吉澤さん｡そこで思うのは､かつての伊勢崎の姿です｡
｢昔の伊勢崎はもっとにぎやかだった｡再び伊勢崎を活気あるまちにしたい｣
他地域のにぎわいを見るたびに､思いを強くしています｡

そのためには､まず人が元気でなければなりません｡
お客さまに喜んでいただける飲食店をつくることで､若い人たちが夢を持って働くことができる｡それが引力となって､たくさんの人が集まってくる｡そんな場所が市内の各所で次々と花開くことで､伊勢崎に再びにぎわうことを望んでいます｡

今後は､飲食店のﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽやｺﾝｻﾙﾀﾝﾄ業務にも力を入れたいと話す吉澤さん｡
事業主としてｽﾀｰﾄし､法人登記をしてからも新店舗をおこした経験からさまざまなことを学び｢店を持ちたいというｽﾀｯﾌには､自分がしたような苦労をせずに､夢を叶えてほしい｣と話します｡優しいまなざしは､広く社外にも向けられています｡

そんな忙しい吉澤さんの元気の源は､ご家族｡
｢子どもは､朝､必ず保育園に送ってくれるし､時間の都合がつくときはお迎えも行ってくれる｡休みのときは､ﾌﾟｰﾙや海､公園や水族館などいろいろなところに連れて行ってくれる自慢のｲｸﾒﾝﾊﾟﾊﾟです｣と奥様｡
2人のお子さんも､自然と吉澤さんの周りに集まって写真のような状態に…｡
ご家族の仲の良さもまた､吉澤さんの大きな原動力のひとつです｡

社名をﾂｲｯﾌﾟｽ（TWIPS）は､Ties（つなぐ）､With（｢〜と共に）､People（人々）､Service（ｻｰﾋﾞｽ）の頭文字をとってと名付けられました｡ここには｢人をつなげるｻｰﾋﾞｽ｣という意味が込められています｡今後は､ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽのほか､伊勢崎ならではのｵｰﾄﾚｰｽを盛り上げたり､駅前に屋台村も作ったり､やりたいことはいっぱいあります｣と笑顔で話す吉澤さん｡
大きく描いた夢はとどまるところを知りません｡

平成30年8月

あのお店･会社のあの人を連載で御紹介します｡
ｱｲﾏｯﾌﾟでは連載企画として､｢応援します商売人！今こそﾌﾛﾝﾃｨｱｽﾋﾟﾘｯﾂを発揮せよ｣と称し地域の企業人･ｵｰﾅｰさん達をご紹介していきます｡ また次の方は､ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて､少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業､そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています｡またそれが僅かでも売上増やﾋﾞｼﾞﾈｽﾁｬﾝｽに繋がれば幸です｡

※ご注意：本記事は上記の日付をもとに作成しています｡実際にお店等に行く方におかれましては､事前に電話等で確認してからお出かけ下さい｡記事と情報が異なる場合､imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい｡（記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい｡）