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経営者の輪Vol.178 麺屋うめはら の「梅原 幹生さん」(伊勢崎市東町)

Vol.178 麺屋うめはらの「梅原幹生さん」の巻

今回「経営者の輪」にご登場いただくのは、麺屋うめはらの代表・梅原幹生さんです。

プロフィール

麺屋うめはらの代表・梅原幹生さんに、独立までの経緯と仕事のやりがい、店内に飾られた「書」についてお話していただきました。

 

<プロフィール>
梅原 幹生(うめはら・みきお)さん
生年月日:昭和48年10月1日
伊勢崎市出身
伊勢崎市在住

独立を夢見て

麺屋うめはら のラーメンは、女性や高齢者からも人気。スープまで残さず味わいたい 

幼い頃から独立心旺盛だった梅原さん。

いずれは、自分で起業したいと思い、大学は理工学部に進みます。化粧品や薬品の開発に興味があった梅原さんが選んだ学科は、物質工学科。金属の粒子、放射線、添加物など、人が生活をする中で関わりの深い物質について学びました。


卒業と同時にコンサルティング業務や研究開発をする会社に就職。

希望通り、研究開発室に配属となった梅原さん。食品を長持ちさせるための研究はもちろん、機械の設計なども手掛けました。


「新発見が多い、楽しい部署でした」(梅原さん)と言いますが、縁あって他社に転職。


営業職や技術職を経験する中で、自分の仕事が、確実に人の役に立っていると実感していました。それでも、幼いころから心に抱いていた「いずれは自分で」という思いは変わることはありませんでした。

将来の独立のために、夜は会社が終わってからラーメン屋さんでアルバイト。土日は、大好きなラーメンの食べ歩きを重ね、ついに運命の一杯に出合うのです。

修業を積み、夢の一歩を踏み出す

人数に応じてテーブルを動かすことができるフレキシブルなつくり。店内は、スタッフの元気な声が響いて清々しい雰囲気 

「友達が開いている高崎のラーメン店の評判がいいので行きませんか?」

 

あるとき、後輩からこう声がかかりました。

「そんなに評判が良いのなら」と出かけた梅原さん。スープを口にしたとき、雷に打たれたような衝撃を受けました。

 

あっさりした中に、深みのある味わい! 今までに感じたことのないおいしさ。驚きと感激が梅原さんを襲いました。
そして、梅原さんは早速、後輩にこうお願いをするのです。

 

「紹介してもらえないか?」

 

話はうまく進み、お手伝いとして同店に出入りするようになりました。
平日は仕事をしながら、休日は終日、厨房に入って働きました。

 

仕事の掛け持ちは、かなりきつかったはず。
それでも梅原さんは「つらい、きついと感じたことはありませんでした」とキッパリ。
一時でも早く独立する、その強い思いが梅原さんを突き動かしたのです。

 

独立に反対する奥様をよそに、夢を現実のものにしようとする梅原さんは、ある日、会社勤めを辞め、修業先に社員として勤め始めたのです。

 

梅原さんの真剣な思いを知った奥様は、もう何も言わなかったそうです。

 

梅原さんは、ご店主がやることを見逃さず、スープなどの作り方や店舗経営などをものすごいスピードで身につけていきました。
梅原さんから、独立の強い意志を聞いていたご店主も「きびしくやるから」と、愛情あふれる指導をしてくれたそうです。

こうしてついに、のれん分けを許された梅原さん。伊勢崎で「麺処みどり 伊勢崎店」をオープンさせるのです。

麺屋うめはら ついにオープン

梅原さんが「店名にしようか」と思ったというほど、好きで大切にしている言葉 

 

「期待しかありませんでした」
オープン直前の気持ちを梅原さんはこう話します。

 

 

麺処みどり伊勢崎店は、連日、多くのお客さまでにぎわい、気づけば3年目に突入していました。
そのとき、梅原さんに、ある思いがよぎりました。
「人気店『みどり』の看板に頼り切っていはしないか…・」。

 

 

自分で試行錯誤してやってみよう…。
丁度、修業先のご店主からも「うめさんなら〔独立して〕できるよ」と声をかけられ、本当の意味での「独立」に向けて少しずつ準備を始めました。

 

 

こうして、今年の4月29日、午前11時30分、梅原さんの夢「麺屋うめはら」がいよいよ開店のときを迎えました。

 

 

そのときの心境を梅原さんは
「不安しかありませんでした」と話します。
麺処みどり伊勢崎店の開店時とは真逆です。

 

 

人気店「麺処みどり」というネームバリューがなくなって、大丈夫だろうか? 
梅原さんの不安は、杞憂に終わりました。

 

 

オープン前から、知った顔が何人も並び、今でも安定した人気を誇っています。

 

 

麺屋うめはら の一番の特徴は、上州地鶏を使っている点。県内では、あまり使われていない珍しいもので、コクのある深い味わいが特徴です。脂も風味があってとっても美味。この上州地鶏を使って丁寧にとったスープが「うめはら」のベースになっています。

 

 

低温でじっくり調理した「レアチャーシュー」も外せない逸品。表面はキレイなピンク色。生ハムのような味わいで人気です。

 

 

ほかにも、あぶり、バラ、ロースと3種類のチャーシューが楽しめる「チャーシューメン」も好評です。

 

 

もう一つ、「うめはら」の特徴は、提供が早いこと。スタッフの息のあったコンビネーションが生んだ「うめはら」ならではの技は、時間に制約があるビジネスマンをはじめ、ファミリーからも喜ばれています。

 

 

もうひとつ、同店に行ったらぜひ見てほしいのが、素晴らしい「書」の数々。すべて梅原さんの剣道の先生が書いてくれたものだそうです。
中でも梅原さんが好きなのは、店舗に入った正面に掲げられた「守破離」

 

 

「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につけること。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させること。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させること、を意味しています。

 

 

この先生からの言葉を忘れず、お客さまに喜んでいただける一杯を提供したいという梅原さん。
「来てよかった」と思える名店に、もうなっているようです。


企業情報

麺屋 うめはら

住所/伊勢崎市東町2620-1
TEL/0270-50-0995
営業時間/昼の部 11:30〜14:30・夜の部 平日 17:30〜22:00・土日祝祭日 17:30〜21:00
※スープがなくなり次第閉店
定休日/火曜

平成27年5月

 

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)


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