＜ﾌﾟﾛﾌｨｰﾙ＞
田端　宣章（たばた･のぶあき）さん
昭和47年9月3日生まれ
伊勢崎市出身
玉村町在住

伊勢崎市立第四中学校〜東京農業大学第二高等学校時代は､ﾊﾞﾚｰﾎﾞｰﾙ一筋｡勉強では､数学や理科など､理系のものを得意としており､進学先を決めるときにもすんなりと理系を選択したそうです｡

｢車に興味はなかったけれど､車をつくることや､どうやってできているのか､その仕組み作りには興味があった｣という理由で､東京電機大学理工学部の機械工学科に入学｡初めての一人暮らしにﾜｸﾜｸするものの､実験や研究に明け暮れる毎日｡ときには､2週間､学校に泊まり込みで実験を重ねたこともあったそうです｡力を注いだ研究は､ｴﾝｼﾞﾝの内燃機関に関するもの｡ｶﾞｿﾘﾝを効率よく蒸気化できているかどうか､画像をとりながら処理をしていく実験では､ﾄﾞｯﾄが一つ打たれるまでにかかる時間が最低6時間｡昔のﾊﾟｿｺﾝは処理能力も今のように高くないため､ひとつの結果を出すまでに大変な思いをしたといいます｡

このような研究を重ねた田端さんは､自動車ﾒｰｶｰの設計部でﾄﾗﾝｽﾐｯｼｮﾝの設計に携わるようになりました｡

部品の設計とひと言で言っても､田端さんが行ったように他の部品との接触はもちろん､車を直すとき､修理をする人の手が入りやすいかどうかなども考えて行うとても繊細なものです｡試作前に問題はないかどうか､慎重に一つ一つ検証していました｡

一日中､神経を張りつめながら立体ｷｬﾄﾞの前に座る仕事は､精神的な負担も大きく､苦労を伴います｡そんな中でも､当時､日産自動車のｺﾏｰｼｬﾙに出ていたｲﾁﾛｰ選手やｻｯｶｰの川口選手に会ったり､ｲﾁﾛｰ選手のﾊﾞｯﾄを振らせてもらったりしたのは楽しい思い出として今も田端さんの中に残っています｡

仕事に疲れたある日､田端さんはふと､お父様に｢仕事､辞めようかな｣と話したところ､お父様から思いがけないひと言が発せられました｡

｢帰ってくれば？　社長になれる仕事があるから｣｡

こうして､何の仕事なのか､わからぬまま田端さんは6年ぶりに伊勢崎に戻ってくることになったのです｡

数か月後､どうも保険の仕事に馴染めないと感じた田端さんは､お父様に相談を持ちかけます｡
すると､お父様から返ってきたのは
｢やめてもいいよ｣
という､あっさりしたものでした｡

｢すると不思議なもので､よし､やってやる､という気になったのです｣と田端さんはその時の心意気を頼もしい表情で話します｡

15年間､保険を取り扱う中で田端さんが気づいたこと､それは｢世の中に保険を扱う人や会社はたくさんある｡扱う商品も大差はない｡同じ商品がただの石ころに見えるか､ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞに見えるか､はそれを扱う人による､ということ｣｡
｢保険を通じて自分を選んでもらえるようにしなければ｣､と穏やかながらも力強く話します｡

田端さんが心がけているのは､お客さまから連絡をもらったらできるだけ早く現場に直行すること｡車の事故などにあってしまったお客さまにとって､不安な気持ちの中､すぐに駆けつけてくれる田端さんの姿は実に頼もしく感じるに違いありません｡
今まで､紹介でお客さまがどんどん広がってきた田端さん｡お客さまの多さは､田端さんの人柄の良さの表れです｡

｢ごり押しするような営業は好まない｣という田端さん｡そんな田端さんなら､複雑な保険のこともあれこれ聞けそう｡保険の見直しを考えている人はもちろん､自分が入っている保険の内容がよく分からないという人､もっと自分に適した保険を探している人も､気軽に相談できそうです｡

あのお店･会社のあの人を連載で御紹介します｡
ｱｲﾏｯﾌﾟでは連載企画として､｢応援します商売人！今こそﾌﾛﾝﾃｨｱｽﾋﾟﾘｯﾂを発揮せよ｣と称し地域の企業人･ｵｰﾅｰさん達をご紹介していきます｡ また次の方は､ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて､少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業､そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています｡またそれが僅かでも売上増やﾋﾞｼﾞﾈｽﾁｬﾝｽに繋がれば幸です｡

※ご注意：本記事は上記の日付をもとに作成しています｡実際にお店等に行く方におかれましては､事前に電話等で確認してからお出かけ下さい｡記事と情報が異なる場合､imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい｡（記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい｡）