今回「経営者の輪」にご登場いただくのは、有限会社ぐんぱつ管理の代表取締役・菅家世誉さんです。
有限会社ぐんぱつ管理の代表取締役・菅家世誉さんに、現職に至るまでの経緯、今の菅家さんを礎となっている幼い頃のご経験などについてうかがいました。
菅家 世誉(かんけ ときよし)さん
昭和53年5月11日生まれ
伊勢崎市出身
伊勢崎市在住
菅家さんと、菅家さんが代表取締役をつとめる有限会社ぐんぱつ管理は、同じ年生まれ。菅家さんが物心ついたころは、景気が上昇中。不動産会社はその最たる例で、会社は右肩あがりの成長を続けていました。 幼いころの体験で、その後の菅家さんに大きな影響を与えたことが2つあります。 家族での海外旅行や、少年の船で経験した、現地外国人との交流。その経験が、国内と国外の垣根を取り去りました。 もう1つは芸術に対する造詣。お母様の影響で、ゴッホやピカソの名画やミュージカルや演劇などの舞台を都内まで見に行くうち、芸術に興味を持ち、それを見る目も養われるようになったのです。
同社の社長であるお父様が、黒塗りの高級車に仕立ての良いスーツを着こなす姿に憧れた菅家さん。「いずれは父と同じ道を、と考えるようになりました」と当時のご自身を振り返ってこう話します。
度々訪れた海外の自由な雰囲気を心地よく感じた菅家さん。
中学生3年で進路を考えたとき、真っ先に海外留学を考えました。しかし、お父様は反対。日本の高校を薦められ、県内の高校に進学します。大学選択時も同じ理由で海外留学ではなく、国内の大学へと進みました。
「やりたい学科が見つからなかった」という菅家さんは、後々、役に立つ「不動産部」がある大学へ入学しました。
卒業後、アルバイトで貯めたお金をもとに、ロンドンへ留学。好きだった美術系の大学へ入学しました。周囲から自分の作品を褒められても喜びを感じることはなかったそうです。
幼いころからよいものを見る目が養われていた菅家さん。「自分よりうまい人はいる、と自分で分かっていたんです」と話します。
菅家さんは次第に「才能のあるアーティストをサポートする側になろう」と思うようになります。そして資金作りができる職業につこうと考えるようになったのです。
帰国後は、東京でテレビCMの美術統括の仕事を経て、栃木県にある建築会社に就職。マンションや住宅の現場監督を務めました。 「自分にかかわった人、みんなに『得』をしてほしい」という菅家さん。
「上司にも社長にも恵まれた」という5年間。マンション1棟の監督業を、なんとか一人で担当し終えてから、有限会社ぐんぱつ管理に正式に入社することになったのです。
菅家さんが入ったことで、同社の仕事の幅も広がりました。
アパート・マンション管理だけにとどまらず、新築からリフォームまでと業務内容が充実。土地探しから家づくり、その後の増改築までトータルしてお任せできます。
「基本的にお金になって、法的に問題なければ、何でもします。相続についても現在勉強中」という意欲的な菅家さん。
仕事をするうえで一番のやりがいは「知り合った人が、楽しんでくれること。」と笑顔を見せます。
これからの夢は「自分のベースとなる伊勢崎に、寄り道が出来る場所を増やす事」。
話をしているだけでもものすごく楽しい菅家さん。菅家さんが関わったら、楽しくならないはずがない! そう思わせる頼もしい存在です。
有限会社ぐんぱつ管理 取材日 平成25年7月
住所/伊勢崎市八坂町6-30
TEL/0270-20-1800
事業内容/不動産、新築、リフォーム
営業時間/9時〜18時
定休日/水曜
設立/昭和53年
あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。
※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)