＜ﾌﾟﾛﾌｨｰﾙ＞有賀　裕子（ありが　ゆうこ）さん

昭和48年2月5日生まれ

伊勢崎市出身
伊勢崎市在住

やがて第一子が誕生し､夢だった｢お母さん｣に｡3年後には第二子も授かりました｡それから2年､有賀さんの暮らしは一転｡ご主人と別々の道を歩むことになったのです｡小さな子どもを抱えた有賀さんに､当時､開かれた社会は限りなく狭いものでした｡

化粧品会社に就職した有賀さんですが､経済面で｢女手ひとつで子どもを育てて行くという厳しい現実に直面しました｣と話します｡実は､そのとき｢ｳﾁの会社においで｡楽しいよ｣と有賀さんにずっと声をかけ続けた友人がいました｡その友人が勤めているのは保険会社｡有賀さんは､ずっと断り続けてきました｡理由は2つ｡保険に対して好意的なｲﾒｰｼﾞを抱いていなかったこと､もうひとつは､見ず知らずの人に会うのが怖かったことでした｡

自分の誕生月である2月｡有賀さんは最も信頼している弟さんに相談をします｡弟さんからの言葉は｢やるだけやってみれば？　俺が最初のお客さんになってあげるから･･･｣｡それを聞いて､今までの迷いは消えたという有賀さん｡｢その言葉がなければ､保険業界に足を踏み入れることはなかったでしょう｣とその当時を振り返ります｡お友達の誘いがあって6か月目のことでした｡

仕事を始めて､自分とは違う意見や考えを持つ人がたくさんいるということに改めて気づいた有賀さん｡最初に心かげたのは､自分と違う意見を｢聞く｣ことでした｡大切なことだとわかっていても自分と違う意見をまっさらな心で受け入れて耳を傾けるというのは､かなり難しいことですが､有賀さんは徹底しました｡むしろ､お客様の話は興味深く常に｢お客様はすべて自分の人生の先生｣と思って接していたそうです｡

当時､有賀さんの収入は両手に満たない額｡生活のため､有賀さんは夕食後にｱﾙﾊﾞｲﾄを始めました｡｢行かないで｣と泣きながらせがむ小さな子どもたち｡ある日､有賀さんが帰宅すると､留守の間､子どもたちの面倒を見てくれていたお母さんがこんな話をしたそうです｡ ｢夜､ゆうちゃんが仕事に行ってから､子どもたちは､ゆうちゃんが昼間着ていた服の匂いを嗅いで泣きながら寝てたんだよ｣｡その言葉を聞いて有賀さんは､頭を殴られたような思いでした｡｢このままこの状態を続けるのは､いいお母さんじゃない｣と思い､1年の間に最低でも月に20万円稼げるようになる､ｱﾙﾊﾞｲﾄをやめて保険の仕事一本に全力をかける､という2つのことを決めました｡

｢それからは本当に必死でした｣と当時を振り返る有賀さん｡｢自分の目の前にいる人が幸せになるためのお手伝いを一生懸命する｣というｽﾀﾝｽで､瞬く間にﾄｯﾌﾟｾｰﾙｽの地位に上り詰めました｡

40歳までに独立したいという夢は､目標より3年早く達成｡今は､保険を活用してお客様の夢をかなえるﾗｲﾌｺﾝｻﾙﾀﾝﾄとして活躍中です｡

2年半前からは､ﾈｲﾙやﾏﾂｴｸなど､きれいになりたい人ときれいにしたい人をつなぐｺﾐｭﾆﾃｨ｢Be Hapiness｣もｽﾀｰﾄ｡｢みんなが喜ぶ顔を見るのが大好きなんです｣という有賀さんは､ｷﾗｷﾗした表情でこう続けます｢子育てをしながら､女性が社会で働くのは簡単じゃない｡それは､私も経験したからよくわかります｡だからこそ､私自身が輝いて､そんな女性達の道しるべになりたいんです！　この私が出来たのだから､皆さんも出来るんだということを私の仕事､人生をかけて証明していきたい｡皆さんが輝けるための､ほんの少しのきっかけに､又､その方の人生にほんの少しだけでも影響を与える事ができれば私の仕事は成功といえます｡｣

今日も輝くような笑顔の有賀さんと関わる多くの人たちから､たくさんの幸せが生まれていきます｡

住所／伊勢崎市韮塚町321-9
TEL／0270-75-1078
営業時間／9時〜（応相談）
定休日／土曜･日曜（応相談）
設立／2010年

取材日　平成25年2月

あのお店･会社のあの人を連載で御紹介します｡
ｱｲﾏｯﾌﾟでは連載企画として､｢応援します商売人！今こそﾌﾛﾝﾃｨｱｽﾋﾟﾘｯﾂを発揮せよ｣と称し地域の企業人･ｵｰﾅｰさん達をご紹介していきます｡ また次の方は､ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて､少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業､そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています｡またそれが僅かでも売上増やﾋﾞｼﾞﾈｽﾁｬﾝｽに繋がれば幸です｡

※ご注意：本記事は上記の日付をもとに作成しています｡実際にお店等に行く方におかれましては､事前に電話等で確認してからお出かけ下さい｡記事と情報が異なる場合､imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい｡（記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい｡）