伊勢崎インターの北側、「伊勢崎三和工業団地」と呼ばれるこのエリアを通る「あずま街道」と「書上浄水場」の間にある東西に細長い三角地帯。 パッと見では単なる大きな木が並ぶ緑地帯のような様相のこの場所が、今回ご紹介する『書上公園』です。 最寄りのいせさきしコミュニティバス「あおぞら」のバス停は、?赤堀シャトルバスの『五目牛入口』バス停で、徒歩約12分ほどの場所に位置しています。 インターチェンジ付近の工業団地エリアの公園ということで、すぐ近くには高速道路が通り、周りには工場などの大きな建物が多く見られますが、わずかに移動するだけで田畑が広がり、その一帯のギャップに“新時代のいせさきっぽさ”があるような、そんな雰囲気が風景の中に感じられます。
公園内は駐車場を挟むように、西に遊具エリア、東に広場エリアと分かれ、小規模の公園としては、こうしたレイアウトになっているのはちょっと珍しいかも。 駐車場周辺がインターロッキングになっている以外に歩道のようになっている道は設けられていませんが、どちらのエリアも地面はほぼ平坦な芝生で、植栽の間隔も広く取られており、遊歩道がなくても歩きやすくなっています。 こちらの公園には、広場エリアの端の方に『男井戸(おいど)』と呼ばれる湧水が復元整備されており、過去にアイマップの記事でも紹介していますが、この三和地区は大間々扇状地の扇端にあたり、この『男井戸』以外にもいくつかの湧水の存在が知られています。 この『男井戸』のある辺りにはシダレザクラが植えられているので、春にはお花を愛でながらの散策もいいかもしれませんね。
遊具エリアに設置されている遊具は、コンパクトなコンビネーション遊具、ブランコ、スプリング遊具で、全体的に小さなお子さん向けなラインナップ。 遊具の数は少ない印象かもしれませんが、コンビネーション遊具がサイズの割に情報量が多く、それだけで遊びがてんこ盛り(笑)! ビジュアル的には蒸気機関車のようですが、階段の上のパネルはなぜか消防車(笑)、下の車輪の向きと相まってなかなかのシュールさを醸し出しているけれど、すべり台やうんてい、吊り輪、ボールをコロコロ回すのや、トンネルにハシゴ…と、この遊具1基で、こどもの“遊んだ感”をそれなりに満たすことができるかも(^^) ブランコはバケットタイプのものが1基、スプリング遊具は、ジト目と香箱座りがなんとも言えない(笑)キリンのデザインのものが1基設置されています。
『書上公園』は、道との境界に柵などの囲いがなく、公園の外への急な飛び出しには注意が必要ですが、敷地が東西に広がっていることもあり、どの場所でも明るく、開放感のある公園になっています。 平日の昼間などは、公園を歩く人の姿はなくても、駐車場に車を止めて休憩している人はよく見かけるので、お仕事の合間のリフレッシュに立ち寄るにもピッタリなのかもしれませんね。 公園内に自販機はありませんが、交差点の斜め向かいにコンビニがあるので、飲み物を持参するのを忘れてしまっても、すぐに調達可能です。 『書上公園』周辺は東山道や義経や弁慶にまつわる伝説のスポットなどがあり、歴史散策の際の休憩場所として、チェックしておくのもおすすめですよ♪
『書上公園』 伊勢崎市三和町2725(書上浄水場前) 『いきさき、いせさき』記事は随時追加となりますので、これからも引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いいたします! 取材:2024年12月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』