Co-ラボisesaki 伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』【バス停編・64か所目】安堀町『塚越公園』
“研究員がちょっと気になるもの”を紹介する、伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』
安堀町を通る県道74号線からちょっと入った、住宅街と田畑の広がるエリアを分けるように流れる平釜川。
その平釜川と安堀本郷公民館の間にある広々とした公園が、今回ご紹介する『塚越公園』です。
最寄りのいせさきしコミュニティバス「あおぞら」のバス停は⑦伊勢崎駅南巡回バスと⑨波志江・赤堀・あずま連絡バスの『太田町』で、『塚越公園』までは徒歩約5分の距離になります。
『塚越公園』は面積が0.84haと、市内の住宅街にある公園としては広めの規模となっていますが、設置されている遊具は少なめで、公園の大半を占めているのが、ふっかふかの芝生の多目的広場。
芝生広場のある公園は多いですが、芝生の上でころころしたいとか、裸足で歩いたら気持ちいいんだろうな、なんて思える質感の芝生広場って、意外と少ないんですよね♪
こちらの公園の芝生広場は、広々とした芝生の広場を囲むように砂が敷き詰められた歩道のようなスペースと余裕を持たせて配置された植栽があり、陽当たりも良いことで開放感たっぷり!
遊具コーナーにあるのは、小さめのコンビネーション遊具とクジャクとアシカのスイング遊具のみ…この広さならば、もうちょっと遊具があっても良さそうにも感じますが(笑)、このシンプルさがかえって、遊びやすく活かされているシーンもあるかもしれませんね。
公園内にはあずまやのような屋根のある休憩所はありませんが、休憩場所としては、適度な距離で比較的多めにベンチが設置されていて、子どもの遊びの見守りにも便利です♪
『塚越公園』の東側には駐車場に隣接して「安堀本郷公民館」があり、この公民館が公園の目印ともなるものの名称がなんだかややこしい感じになっていますが(笑)、公園内に建立されている記念碑の碑文を見ると、そこにその理由が記されています。
塚越公園名称の由来
当記念碑の建立地である塚越公園周辺は集落名を安堀本郷と称し
昭和三十年伊勢崎市に合併する以前は群馬県佐波郡三郷村大字安堀
字本郷及び塚越から成っていた 当地区には赤坂川西岸に古墳時代
のものと思われる安堀本郷上・下・塚越遺跡があった 集落は本郷
地区と南の塚越地区からなり両集落の境には古墳塚があったといわ
れ本郷地区が安堀集落の本據であったことから 本郷から古墳塚を
越えた集落ということで塚越の地名が付いたといわれている
塚越の地名を後世に残すため塚越公園とした
現在多くの住宅が建ち並ぶこの地区も、古墳時代にはすでに人々の暮らしがあったというのには、なんだか不思議なご縁を感じるような気がします。
『塚越公園』の近くには、過去にアイマップでも特集をしたことのある、両毛線の開業に合わせ明治22年(1889年)に造られた県内最古の鉄道橋のひとつ「平釜川煉瓦アーチ橋」などもあるので、公園で遊びに訪れた際には、周辺を散策してみるのもオススメですよ♪
『塚越公園』 伊勢崎市安堀町(安堀本郷公民館隣り)
『いきさき、いせさき』記事は随時追加となりますので、これからも引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いいたします!
取材:2024年5月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。
その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。
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