東小保方町を流れる早川沿いにある「ろう梅の岸辺」と境木島大間々線との間に挟まれた、のどかなエリアに公園らしさをあまり感じさせずに自然と存在しているのが、今回ご紹介する『頼光塚公園』。 最寄りのいせさきしコミュニティバス「あおぞら」のバス停は境木島大間々線沿いの?あずま・境連絡バスの『鶴巻古墳西』で、『頼光塚公園』からは徒歩約8分の場所にあります。 『頼光塚公園』は規模としてはそれほど大きくはありませんが、駐車場は4台分と思いやり駐車スペース1台分が備えられ、駐輪場でしょうか、車止めで囲まれた広々とした舗装されたスペースには、たくさんの小さな枠線が描かれています。
公園の入口には2枚の説明板が設置されており、上段には「東村四六号墳」について、下段には「頼光塚公園」の名前の由来についての説明が記されているのですが…公園に何らかの説明板が設置されていることはよくありますが、入口でこれだけの情報量を掲出しているのは、結構珍しいかもしれませんね(笑) 上段の説明板の情報から、この公園の場所にはかつて前方後円墳があったようですが、『頼光塚公園』から約450m、徒歩6分ほどの場所には古墳を復元整備した『鶴巻古墳史跡公園』もあり、古墳総覧データでも、このエリアにはいくつもの古墳が存在していたことが記されています。 現在では住宅も農地もあり一体が平らになっていますが、むか〜しのこの地域では、あちこちに古墳の小高い山が見られたのでしょうね(^^) 下段の説明板にある公園の名称については、公園から北に150m、徒歩約2分のところにある「頼光塚」から名付けられたとありますが、説明板ではその伝説についても触れられていて、その不思議なお話を知ってしまったら、「頼光塚」も併せて訪れてみたくなるのではないでしょうか。 (アイマップでも以前、『頼光塚』をご紹介しています → https://www.imap.ne.jp/news_detail/page/286/2041)
説明板を読破して(笑)、公園の中に入ると、まず目に留まるのがこの公園のシンボルツリーのような大きな木。 公園内はこの木のあたりの植栽を境にして、北側が広場、南側が遊具スペースになっており、遊具スペースにはブランコ、すべり台、コアラとパンダのスプリング遊具、そして、まるで古墳のような、土管のトンネルのある小山があります。
自販機はありませんが、ちょっと離れたところにはドラッグストアやコンビニがあり、あずまやとベンチが複数あるので、近くの早川サイクリングロードを走る時の休憩スポットとしてもおすすめですよ♪ 『頼光塚公園』は南北側に住宅が並び、東西側は低めの植栽で仕切られているのみ、訪れる際には周辺にお住いの方への十分なご配慮をお願いいたします。
『頼光塚公園』 伊勢崎市東小保方町(市指定重要文化財「頼光塚」近く) 『いきさき、いせさき』記事は随時追加となりますので、これからも引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いいたします! 取材:2024年3月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』