群馬と埼玉の県境あたりで深谷市の飛び地を擁しながら、利根川を跨いで南北にある境島村。 世界遺産「田島弥平旧宅」や「島村の渡し」でよく知られている境島村エリアですが、今回ご紹介する『境島村南公園』は、利根川の南側の地区の住宅地の一画にある公園です。 『境島村南公園』は、いせさきしコミュニティバス「あおぞら」の?-1境島村シャトルバス『島村蚕のふるさと公園バス停』から徒歩2分、バス停から旧境島村小学校、現在の「田島弥平旧宅案内所」に向かう途中にあります。
公園入口の横には「島村蚕種業績之地碑」という石碑があり、現在住宅団地となっているこのエリアに、かつて「島村蚕種協同組合」が存在していたことを伝えています。 「島村蚕種協同組合」は昭和16(1941)年に発足し、途中で株式会社と改組、昭和63(1988)年に解散するまで島村の良質な蚕種を供給していました。 『境島村南公園』は平成4年に開設されましたが、敷地は約100坪と、公園としてはとってもコンパクト! もちろん大きな遊具は設置されておらず、スプリング遊具2基と、動物のオブジェが3体にベンチがあるのみで、大きなお子さんにはちょっと物足りないかも…(^^;
同じく大きな遊具はありませんが、近隣には広々とした「田島弥平旧宅案内所」の旧島小校庭や「島村蚕のふるさと公園」などもあるので、公園欲が満たしきれない場合はハシゴするのもいいかもしれません。 『境島村南公園』は、「田島弥平旧宅案内所」から「田島弥平旧宅」に向かう途中にあるので、世界遺産の「田島弥平旧宅」を見学する際には、「田島弥平旧宅」だけでなくこの公園でもちょこっと足を止め、この場所に「島村蚕種協同組合」があったことや島村と養蚕の包括的な歴史を感じて、伊勢崎の絹産業への理解が深まると素敵ですね☆
『境島村南公園』 伊勢崎市境島村(旧境島小学校・田島弥平旧宅案内所近く) 『いきさき、いせさき』バックナンバー・最新記事は随時追加となりますので、これからも引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いいたします! 取材:2023年6月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』