今回のいせさきふらっと観光は、北関東道の南の地区、五目牛町にある『達磨山古墳』をご紹介したいと思います♪ 『達磨山古墳』は「赤堀村26号古墳」とも呼ばれ、波志江町の赤城見台公園、いせさき聖苑から東方向に徒歩約8分、墳丘にお地蔵様が祀られていることから「地蔵山」とも呼ばれ、このエリアで確認されている古墳群の中で最大級で周辺古墳群のボスとなっている『地蔵山古墳』の南東に位置しています。 ほとんどが畑の中、地蔵山周辺にいくつかのこんもりとした盛り上がりのあるその様子は、あちこちに古墳がある群馬ならではの“よく見る風景”、その中のひとつが『達磨山古墳』ですが、当たり前の風景すぎてそれが古墳と言われないと気が付かないかも(笑)
『達磨山古墳』は見た目のとおりの円墳で、群馬県古墳総覧のデータによると、墳丘の高さは不明ですが、直径は約35m、埋葬施設は竪穴式粘土槨(かく)という掘った竪穴に木棺を粘土質の土で覆って埋葬する方式で、昭和26年の発掘調査では、墳丘からは埴輪、埋葬施設からは刀、農具、武器が出土しています。 地蔵山古墳群に属する古墳は50基以上で、現在ではその多くが削平されるなどしてその姿を見ることができなくなっていますが、発掘調査では多くの遺物が出土したのだそう。
2019年に大阪の「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産登録されたこともあり、群馬の古墳についても話題に上る機会が増えたと感じますが、古墳が身近で当たり前の存在となっている環境は貴重なことなのかもしれませんね。 『達磨山古墳』は復元整備等が行われていないので、外観を鑑賞するのみとなりますが、周辺の古墳と比べながら巡ることができるのも、古墳群ならではの面白みではないでしょうか。 一度の足を運べばいくつもの古墳をまとめて見ることができますが、『達磨山古墳』には駐車場がありませんので、お出掛けの際にはご注意くださいね(^^)
『達磨山古墳(赤堀村26号古墳)』 伊勢崎市五目牛町624 取材:2022年4月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、伊勢崎のまちの魅力を研究し、より多くの方に訪れていただけるよう発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
『いせさきふらっと観光』 from Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室