今回のいせさきふらっと観光は、伊勢崎市波志江町にある伊勢崎市指定天然記念物『波志江の大シイ』をご紹介したいと思います♪ 『波志江の大シイ』は、波志江町の住宅地の一角、伊勢崎警察署波志江駐在所から北東方面に徒歩2〜3分程度の「シイの木公園」の中にあります。 伊勢崎市指定の天然記念物や重要文化財、史跡など、ホームページでその一覧を見ることができるのですが、この『波志江の大シイ』、市のホームページを見てそのイメージで出掛けると、いい意味で大きく裏切られることでしょう(笑)
現地に着いてとにかく目に留まるのは、ホームページに掲載された写真よりもはるかに立派な枝振りの、緑豊かでモコモコとした巨木! ホームページの写真のイメージは皆無です(笑)
看板によると、樹齢は約600年(もちろん現在も増え続けています♪)、ブナ科シイ属のスダジイという種類なのだそう。 フェンスに囲まれており、実際に計測することができませんでしたが、伊勢崎市のホームページなどの情報によると、樹高15m、根元周り6.3m、枝張りは東西約14m、南北約15mと、なかなかの大きさ! シイの木は、どんぐりとなった実を収穫して、煎ったり、現代でいうところのクッキーやパンを作るなど、古くから果実の栄養が豊富な木として知られていたそうで、もしかすると、縄文時代から食べられていたという話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 現在は住宅地の一画の小さな公園となった場所にあるこの大シイは、昔は半済家(ハンザイケ)と呼ばれた旧矢内家の邸内にあり、周辺の宅地化にともなって整枝されたとのことですが、台風や大雨、大雪に地震、そして戦争…と、600年という歴史の中で幾多の困難に直面し、それを乗り越え、今も枝を伸ばし、青々とした葉を蓄え続けているその姿には、見ている私達が力を分けてもらえるような、そんな気持ちになれることでしょう。 そしてこの『波志江の大シイ』、実際に行ってみないとなかなかわからないことですが、幹の中にとっても大きなハートが隠れている部分があるのです?
「巨木」というと、それだけではあまり興味を持てないと思いますが、こうしたサプライズがあると、ちょっと気になっちゃいますよね(^^) 皆さんもぜひ、『波志江の大シイ』に隠されたハートを探しに行ってみてはいかがでしょうか? なお、『波志江の大シイ』のある「シイの木公園」は、閑静な住宅街の中にあり、駐車場はありませんので、お出掛けの際には公共交通機関や自転車を利用するなど、近隣住民の皆さんにご迷惑にならないよう、ご配慮くださいね♪ 『波志江の大シイ』 伊勢崎市波志江町2163-2 取材:2018年12月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、伊勢崎のまちの魅力を研究し、より多くの方に訪れていただけるよう発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
『いせさきふらっと観光』 from Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室