Co-ラボisesaki 伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』【バス停編・23か所目】本関町『一ノ関古墳史跡公園』
“研究員がちょっと気になるもの”を紹介する、伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』
暦の上では春を迎え、新年度や新学期を前に、学びたい欲の出てきた方もいらっしゃる頃ではないでしょうか?
習い事などでスキルアップするだけでなく、地元について見聞を深めることも、誰でも気軽に始められる立派な「学び」ですね♪
今回の伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』では、名前はとても立派なのに、よ~く気を付けて通らないと確実に見逃してしまう(笑)、そんなスポット『一ノ関古墳史跡公園』へ飛び出してみたいと思います!
いせさきしコミュニティバス「あおぞら」赤堀シャトルバスの「五目牛入口」バス停から徒歩7~8分のところにあり、粕川サイクリングロード沿い、上武国道と北関東自動車道が交差する地点から少し東南に位置していますが、公園と名が付くものの、わずか4台分の駐車場と復元した古墳のみしかないという潔さ!
こちらに到着してまず目に留まるのは、こんもりとした芝生敷きの円墳と、そこにくっついた建築物!
この建築物には石室の様子が見えるよう柵が備えられ、その脇には写真入りの解説板が設置されており、実物と照らし合わせながら古墳の構造について知ることが出来るようになっています。
こちらの一ノ関古墳は、現在復元整備されている部分は全長約28mの円墳のような形になっていますが、元々は全長50m位の前方後円墳、前方部の大半は、すぐそばを流れる粕川の浸食により削られてしまったのだとか。
墳丘の上から見ると、粕川側にわずかながら前方部の名残りがあるのが見て取れ、構築当時の姿をイメージすると、現在サイクリングロードとなっている部分が前方部を突っ切っているような形になっています。
墳丘の上に立つと、華蔵寺公園の観覧車やジェットコースターの遥か後方に広がる山々の姿、北関東自動車道と上武国道を走る車の流れの向こうの赤城山などの風景を眺めることができ、古墳時代に暮らした人々が同じ場所から見ていた風景に思いを馳せてみるのも楽しいかもしれませんね。
春は寄り道しながらちょっと遠くまで歩いたり、自転車に乗るのも楽しい季節、皆さんもこうしたちょっとした史跡を巡って見識を深めながら、いせさきのまちを探検してみませんか?
『一ノ関古墳史跡公園』 伊勢崎市本関町1298-3
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取材:2017年1月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。
その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。
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