今年も残り秒読み、今回の『いきさき、いせさき』では、初詣にも訪れてみたいスポット、境伊与久の『雷電神社』へおでかけしてみました♪ 年末年始は運休で利用することはできませんが、いせさきしコミュニティバス「あおぞら」では、あずま・境連絡バス『境采女公民館』と東西シャトルバスの『雷電神社入口東』が最寄りのバス停となり、どちらのバス停からも徒歩15分程度の場所に位置します。
雷電神社を訪れて鳥居の前に立ち、最初に目に留まるのは、「雷電神社古墳」と書かれた柱と、大きな馬の像! 馬の像は、個人(ご夫婦)の金婚記念に奉納されたもののようで、裏側にお名前が入っていましたが、これもきっと、長きにわたり地域の皆さんに大切にされてきた証のひとつなのでしょう。
参道を歩いた先の拝殿に続く階段の脇には、『無患子(むくろじ)』と書かれた札の貼ってある大きな木がありますが、周りをちょっと見回しても札が貼られた木はこの無患子1本のみ…何か特別な木のように思えて、どうしても気になってしまいます(笑) さて、こちらの雷電神社、センターには大雷命(おおいかづちのみこと)という稲作や農業の神様が祀られ、その他には太陽や火や水、五穀豊穣に厄除けや学問など、様々な神様が脇を固め、豊作や商売繁盛、災害除けなどにご利益のありそうな雰囲気です。 拝殿にてお詣りを済ませ、参道から裏手に向かおうとしたら、『心願成就 無患子(むくろじ)』と書かれた下に小さな袋が下げられているのに気が付き、1つ頂いて帰ることにしました。
無患子は「お釈迦様からのおくりもの」と言われ、昔から「子が患わ無い」の名前から、無病息災のお守りとされてきたそうで、体調を崩しがちなこの時期には大変ありがたいおくりものですね♪ 拝殿の左側には『おみこし古墳入口』と書かれた建屋があり、中を覗くと石の階段が…! 柵に貼られた石室清掃記録の写真や参道入口の看板によると、この階段は古墳の玄室へと繋がっているもので、ちょうど本殿の下あたりに位置するようです。
拝殿を後にし、次に向かったのは神社の北側にある『伊与久の森』と呼ばれる遊歩道の整備された小さな森。 雷電神社の周辺は住宅も多く、ちょっと離れると大きな工場などもありますが、この森の中に入るとそんなことに気付かないくらい穏やかで、まさに鎮守の森といった清々しさ! 気軽に歩ける距離の森で様々な植物もあるので、季節ごとに観察に訪れるのも良さそうですね♪
取材に訪れたのは平日のお昼過ぎでしたが、お詣りに訪れる方が絶えず、改めてこの神社がたくさんの方に大切にされ続けていることを実感しました。 雷電神社の近くには境伊与久沼公園や十三宝塚遺跡(看板くらいしか見るものがありませんが…)などもあるので、初詣だけでなく、歴史を楽しみながらのんびりと過ごしたい休日のお出かけコースに加えてみるのも素敵かもしれませんね♪ 『いきさき、いせさき』バックナンバー・最新記事は随時追加となりますので、これからも引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いいたします! 取材:2016年12月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』