日中も過ごしやすくなり、ドライブやレジャーを楽しんだり、この季節ならではのイベントを心待ちにされている方も多いのではないでしょうか? 伊勢崎駅周辺の中心市街地エリアから車で約20分、この時期には大鳥居付近一面に広がるコスモス畑が見られるという小泉稲荷神社付近を散策してまいりました♪ 住宅地を抜けると、突然前方に現れるのは小泉稲荷神社の大鳥居! 群馬で「大鳥居」というと、前橋市富士見町の赤城県道にある「赤城の大鳥居(赤城神社一之鳥居)」が思い浮かぶ方もいらっしゃると思いますが、どちらが高いのか気になって調べてみたら小泉稲荷神社大鳥居はそれ以上で、群馬で一番の高さを誇っているのだとか。 すぐそばに比較対象となるような建物がなく、写真で見ただけではスケールを把握しづらいですが、実際に近くで見ると、巨人の世界に来てしまったかのような感じすらします。 毎年コスモスまつりが開催されることでも知られているこの大鳥居ですが、見頃を迎えたコスモス畑にはたくさんの方が訪れ、散策を楽しんでいる姿が見られました。
秋らしさを満喫させてくれた大鳥居から東へ車で約3分、徒歩では約10分の距離にある小泉稲荷神社へ。 コスモス畑の前と小泉稲荷神社のすぐ目の前と、2つのいせさきしコミュニティバス「あおぞら」のバス停が設置されており、公共交通を利用される方や、車の運転をされない方などにもお参りしやすくなっていて、たくさんの方がこの神社を訪れ、大切にされていることが伝わってくるようです。 小泉稲荷神社に近づいてまず驚くのが、全て奉納されたものというたくさんの鳥居が並んだ、とにかく赤の多い風景! たくさんの鳥居が並ぶ場所と言うと京都の伏見稲荷大社の千本鳥居などが有名ですが、千本鳥居の階段や傾斜がある中にも秩序ある様の鳥居群に対し、小泉稲荷神社の鳥居群は平らで短い距離の中に大小さまざまな大きさの鳥居が並んでおり、その中に入ると異世界に迷い込んだかのような気分で、ちょっとしたカオス感があります。
鳥居群の前には、スーパーで使われるようなカーゴ台車と言うのでしょうか、神社と無縁そうなものがあり、何だろう?と思ったら、油あげの無人販売所! 残念ながら売り切れで買うことが出来ませんでしたが、油あげって、お供えしたくてもいつも鞄に入れて持ち歩いているものではないし、ふと思い立ってお参りに来ることも多いと思うので、こうしてすぐそばで入手できるのは嬉しいですね! 少し前はよく見かける赤い前掛けを付けていた狛狐たちでしたが、季節に合わせて赤いネックウォーマーを纏い、ほっこり感のあるオシャレな姿になっていました♪
3列ある鳥居群の真ん中が拝殿へまっすぐにつながる参道となっていますが、そこを抜けて現れるのは狛犬ならぬ狛狐。
鳥居を出てすぐにある狛狐では、拝殿に向かって右の阿形は小さな子ぎつねが甘える姿が微笑ましく、左の吽形は背中に子ぎつねを背負いながらもどっしりと構え、可愛い中にも力がみなぎっています。 商売繁盛や五穀豊穣などのご利益があるといわれるこちらの神社、この子だくさんの狛狐を見ているだけでも、ご利益がある気がしてきますね!
この小泉稲荷神社、この大きな建物の拝殿の裏手でも他の神社ではあまり見られない風景があるとのことで裏手に回ってみると、再び登場した鳥居をくぐった先の建物には、納められた何百体もの白狐の姿が!
これだけたくさんの白狐が並んでいると、あまりの迫力に言葉が出てこなくなりそうな感じですが、これだけの方がこの神社に訪れ願いを託し、叶えてきたかもしれないことを思うと、それだけでパワーを分けてもらえたような気がします。 秩序や調和を表す「コスモス」と、混沌の意味で使われ、有限を超越した無限を表す「カオス」とは対義語にあたりますが、小泉稲荷神社のあるこの地には、コスモスとカオスがそれぞれのパワーを引き出しながら共存しているのかな?と感じました。 10月16日には毎年恒例のコスモスまつりも開催されますので、秋の景色とパワーを授かりに、足を運んでみてはいかがでしょうか?
取材:2016年10月10日 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、伊勢崎のまちの魅力を研究し、より多くの方に訪れていただけるよう発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
『いせさきふらっと観光』 from Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室