いせさきふらっと観光 『水神宮祭奉納花火大会』

水神宮200年の節目に幕を閉じる夏の風物詩の旅

 8月20日、長い歴史の中で最後となる『水神宮祭奉納花火大会』が開催されました。

 水神宮祭奉納花火大会というより“茂呂の花火大会”としての呼び名の方が馴染み深いこの花火大会、60年もの歴史があるということで、毎年楽しみにされていた方も多かったことでしょう。

 その歴史の中で街の風景も大きく変わり、花火大会が始まった頃に比べると、茂呂地域にもより多くの人が暮らすようになりました。

 そのような環境の変化の中で安全に花火大会を開催することが難しくなったことから、今年の水神宮200年の節目を機に、この花火大会も幕を閉じることとしたのだそうです。

 

 『水神宮祭奉納花火大会』は水神宮祭の前夜祭として開催されており、当日は、水神宮周辺で灯籠流しや茂呂地区の屋台ばやしの他、フラダンスや中学生の吹奏楽演奏などもあり、いせさきまつりなどと比べると規模も小さく、地域密着でアットホームな雰囲気♪

 会場となった光円橋の付近にはたくさんの人が集まり、日が落ちてから1時間ほど経った午後7時半、花火大会が始まりました。

 花火が上がるたびに「おぉ~!」「わぁ~!」という声も一緒に上がります。

 堤防沿いでは、シートを広げて屋台の焼きそばやから揚げを並べて家族団らんのひと時を過ごしていたり、浴衣姿のカップルが柵にもたれながら仲良くかき氷を食べていたり、カメラ女子グループが撮ったばかりの写真を見比べていたり…みんながそれぞれのスタイルでこのイベントを楽しんでいる様子が窺えます。

 

 途中打ち上げの間にちょっとした休憩が入ったり、クライマックスのあたりで雨がぱらついてきたりもしましたが、地元のたくさんの方の想いが花火となって夜空を彩り、無事に歴史に幕を閉じることができました。

 今までは7月31日に花火大会を含む前夜祭、8月1日にお神輿や灯籠流しなどの本祭という日程でおこなわれてきた水神宮祭ですが、今年からは誰もが参加しやすい8月の第3土曜・日曜に日程を変更、来年以降も花火大会以外は継続して開催されるとのことで、そのあたりはご心配なく!

 地元の方に大切にされてきた花火大会の思い出が、水神宮祭のいわれである「洪水・水難除け」、そして災害の備えについて考えるきっかけに繋がりますように♪

 

取材:2016年8月20日 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員

 

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Co-ラボisesakiでは、「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。

その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、伊勢崎のまちの魅力を研究し、より多くの方に訪れていただけるよう発信しています。

 

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