8月16日、赤堀コミュニティひろばで『赤堀夏まつり』が開催されました。 今年で30回を迎えるというこの『赤堀夏まつり』、スタートは午後2時半からとなりますが、会場には赤堀地区の山車が集結し、おみこしや太鼓演奏、曲沢ヨサコイや赤堀音頭などの地元の踊りに県民にはおなじみの八木節…と、たった1日の開催日の中にイベントがギュギュっと満載! そして今回の赤堀夏まつりでは秋田市竿燈会の『竿燈』も見られるとのことで、いつも以上に楽しみにされていた方も多かったのではないでしょうか? 昼の部が一段落の頃、突然の雨に見舞われ、夜の部の開催が心配される状況でしたが、雨雲は皆さんの熱意に押されてか、すぐにどこかへ… 雨宿りしていた人たちがまた会場に集まり始め、道路に並ぶ屋台にはたくさんの人が列をなし、曲沢ヨサコイの開始と共にお祭りの賑やかさが戻ってきました!
大人みこしが入場し、太鼓の演奏が盛り上がりを見せる頃には山車にも会場にも明かりが灯り、お祭りらしさたっぷりの華やかな雰囲気に。 そして竿燈の時間になると、アナウンスと共に一斉に山車や会場の照明が落とされ、目の前には柔らかなあかりの竿燈のたくさんの提灯が現れ、会場は一瞬で幻想的な風景に包まれます。 赤堀夏まつりの竿燈は秋田でのお祭りのものと比べるとほんのわずかの規模ですが、たくさんの米俵を表す提灯と全体の姿形が稲穂を表す竿燈が目の前で天に向かいそびえ立っていくその様は、誰もがその世界に引き込まれてしまう神々しさ!
黄金色の竿燈を「つ」の字までしならせ、差し手がその下で手のひらや肩や腰、そして額(!)を使って繰り広げている妙技は、あまりにギリギリのバランスに「ドッコイショー、ドッコイショ」の掛け声も思わず止まってしまいそうな迫力! 竿燈が倒れた瞬間には観客から大きなため息があがり、妙技も一旦休憩、竿燈を間近で見たり、記念写真を撮ったりする時間が設けられ、その後2回目の妙技が行われました。 赤堀夏まつりでこの竿燈を間近で体感して、きっと「いつか秋田で本場の竿燈まつりを見てみたい!」と感じた方は、筆者以外にもたくさんいたことでしょう。
竿燈で盛り上がった後は、全ての山車が明るく煌びやかな姿に戻り、芝生広場の中ほどに集合する山車まつりタイムがスタート。 山車の上で子供たちが奏でるお囃子の音は、どれも異なるはずなのに、そんなことは全然気にならない一体感! お囃子の音がだんだんと小さくなっていくと、最後のイベント『総おどり』始まりの合図、いつの間にか広場の中央に集まった人たちが踊り始めると、どんどん人が集まって輪が大きくなっていきます。 誰もが気軽に参加できる総おどりは、お祭りを締め括るにふさわしくどんどんと盛り上がり、お祭りが終わってもみんなずっと踊り続けていそうな雰囲気でした。
今ここでお祭りに参加しているお子さんたちが、将来自分の子どもと一緒に参加して、同じようにお祭りの思い出を作っていけるよう、これからもずっとこの盛り上がりが続いていくといいですね♪ 取材:2016年8月16日 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、伊勢崎のまちの魅力を研究し、より多くの方に訪れていただけるよう発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
『いせさきふらっと観光』 from Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室