“研究員がちょっと気になるもの”を紹介する、伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』、今回のお出かけは、浮島に鎮座しているかのような姿が印象的な東小保方町の『御嶽山白龍神社(白龍神社)』です。 最寄りのいせさきしコミュニティバスあおぞらのバス停は、桐生伊勢崎線沿いのJA佐波伊勢崎直売所近くにある「あずまシャトル」、「あずま・境連絡」、「波志江・赤堀・あずま連絡」の『東町』バス停になり、そこから徒歩約10分の場所に位置しています。 お隣のバス停はスマーク伊勢崎前の「東部モール北」になるので、お買い物のついでに立ち寄ったりするにもピッタリのスポットです。 白龍神社の近くまで行ってまず驚くのが、朱塗りの柵にぐるっと囲まれた沼と、その奥に鎮座する朱塗りの屋根の社殿の見える風景! 伊勢崎の数ある神社の中でも、このような鮮やかな雰囲気の神社はそう多くはないように感じます。 駐車場脇にある参道となっている橋は、ゲートが千本鳥居のようにも見えて気持ちが引き締まるよう、橋を渡り始めると変わる空気感は、沼の上にいるから…ということではないのかもしれないですね!
橋を渡ると左手に手水舎があり、そこには金色の布袋様と共に、赤城大通龍大神という雨水の神様が祀られていました。 雨が少なすぎたり、突然の豪雨となったり、とかく天候が不安定になりやすいこの時期にはお参りしたいスポットかも。 その右側には稲荷社があり、こちらには豊作と金運の神様が。
雨水、豊作、金運…ここまででもなかなか魅力的な神社です(笑)
そして、稲荷社の左に位置する本殿は、水の神・白光龍神(はっこうりゅうじん)、生命の神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、財産の神・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られていますが、伊弉諾尊と伊弉冉尊は夫婦でもあり、もしかすると恋愛運や家庭運などにもご利益があるかもしれませんね。 本殿の左側には、安産・子育ての十二権現の観音堂があり、本殿とその間には、御祭神や由緒について記された看板が設置されています。 これだけいくつもの神様が祀られていると、どこにどなたがいらっしゃるのか…なかなか覚えきれないですものね(笑)
これを読めばどの神様がどんな役割を担っているのか一目でわかり、とっても親切♪
なぜこの神社に“御嶽山”とついているのかわかりませんでしたが、この由緒を読んで納得! 木曽御嶽山は、古くから霊峰として信仰の対象とされてきた歴史があり、たくさんの山伏が山中にいくつもある滝での水行や険しい山道を歩いて修行に励んでいたのだそう。 現在もまだ入山規制のある場所もあり、以前のように木曽御嶽山を訪れる事は難しいですが、こちらの白龍神社を参拝することで同等となるのであれば、登山の装備もなしに軽装で出掛けられるのをとても嬉しく感じます。 御祭神一覧にあった摩利支天大神(まりしてんおおかみ)はどこだろう?とキョロキョロとしていたら、本殿の左奥側にある岩山の上に小さな赤い鳥居と共に白い像があるのが目に留まりました。 近くに行くと険しい岩山にはいくつもの石塔があり、滝が流れていて、木曽御嶽山を再現しているのであろうという印象。
厳しい修行を重ねた末にようやく御嶽山頂の神社を参拝することが許されるといういわれは、摩利支天大神が武道やスポーツの神様とされることとしっかりとイメージが重なります。
全部の神様をお参りし、帰り掛けにスワンボートのところへ行ってみました。 頻繁に使われている様子は感じられませんでしたが、水面に神社の風景が映し出される池でボートに乗ることができたら、ちょっと不思議な体験になりそう! 穏やかで涼やかな気持ちになれそうなこの空間、暑い日の気分転換に訪れるのも素敵ですね♪
この沼のほとりには桜の木も見られたので、春には水鏡に桜も映る美しい風景を楽しむことが出来そうです。
『いきさき、いせさき』バックナンバー・最新記事は随時追加となりますので、これからも引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いいたします! 取材:2016年6月 Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究員
Co-ラボisesakiでは、“「アナタの楽しい」を「ミンナの楽しい」に!”をキーワードに、様々な思い(研究)を、同じ思いを持った皆さん(研究員)と共に、共有すること(研究室)で形にしていくお手伝いをしています。 その中のひとつ、「Co-ラボisesaki・伊勢崎まちなか探訪研究室」では、普段あまり気に留めないようなニッチなポイントからも伊勢崎のまちの魅力を研究し、『いきさき、いせさき』として発信しています。 ※ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際の内容等について取材後に変更されている場合もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)
伊勢崎まちなか探訪研究室『いきさき、いせさき』