21日(日)第一試合、伊勢崎清明高校 対 健大高崎という一戦。ここ敷島球場はまさに決戦の地となりました。夏休みに入り、また強豪校健大の試合とあってか、バッグネット裏スタンド、そして1塁・3塁応援団スタンドとも、とても多くの観客が集まり、注目の高さが伺えます。そこで、われらが伊勢崎勢、伊勢崎清明高校が大変なドラマを見せてくれました。
▼上毛敷島球場 第1試合(4回戦) 1
健大高崎
0
0
0
0
0
0
0
1
伊勢崎清明
2
0
0
0
0
0
3
3X
8
山口くんー本田くんのバッテリーで始まったこの試合。先制したのは清明でした。初回から相手先発投手をとらえ、ヒット、走塁、スクイズ・・と攻め入り2点を先制。攻撃で波に乗った清明は、投げては山口くんが持ち前の制球のよさが光り、また相手の進塁を許さない堅い守備でリードを守ります。5回に1点を許すも、4回から登板した健大エースを清明打線が7回につかまえます。4番の岩崎くんが2点タイムリー3ベース!!更に犠牲フライで1点を追加し5-1!勝利が見えてきました!! しかし、相手は春選抜ベスト4の健大です。なにがあるかわからない・・観客の中にもそんな思いをもっていた人が多かったと思います。しかし続く8回の清明の攻撃は、そんな不安を吹き飛ばしてくれる快進撃でした。境野くんの3ベース、岩崎くんのヒットで一挙3点を追加。8−1と、あの強豪をコールドゲームで倒しました。 毎年取材で伺う、清明野球部は、『厳しい練習を真摯に取り組んでいる努力のチーム』・・・記者はそんな印象をもっています。だからこそ、たとえ相手が健大でも、きっといい試合をしてくれると信じていました。けれども、今日の試合はそんな清明野球部への期待をはるかに超えるものでした。あんなに大きく見えた強豪校の選手たちが、清明のはつらつとしたプレーの前に、焦りと不安で小さく見えた試合でした。 試合後、キャプテンの甲斐くんに「緊張しましたか?」と聞くと、「健大との試合は、高高、中央中等に勝ったご褒美。思い切って楽しんでやろう!と監督に言われ、選手全員、緊張せず思い切り戦えました!」と笑顔で答えてくれました。また、齋藤監督は、「選手たちが本当によくやってくれました。今までで一番いい試合ができました」と、興奮しながらも、いつもと変わらず穏やかで謙虚な口調が印象的でした。 旋風が吹き荒れる・・・そんな表現もありますが、『きちんと野球と向き合ってきたからこそ掴み取った勝利』・・今日の結果はそう思えてなりません。 さあ、これでベスト8です!8名の3年生を中心に、一試合一試合思い切り戦ってください!!まだまだ清明の夏は終わりません!! ◆次回は7/23(月)第一試合 上毛新聞敷島球場 対高崎商業 戦です。みんなで応援に行こう!! ※当日の天候等により予定が変わることがありますので、必ずお時間場所等については各自お調べの上お出かけ下さい。
アイマップでは特別企画として、「目指せ甲子園 がんばれ地元の球児達」と称し伊勢崎市および佐波地区の高校球児を特集でご紹介しています。
「目指せ甲子園 がんばれ地元の球児達」